ITOI
ほぼ日・マーケティング局は
何をしているのか?

ほぼ日Tシャツ販売のゆくえ その2


Tシャツの件のつづきです。
代金先払いか、後払いか……。
商品受け取り時に代金を支払う“代引き”というのも
あるのですが、これはお客さんが支払う手数料が
高くなるので、今回はパス。

最初考えてたのは、Tシャツを発送するときに、
郵便振替用紙を同封すること。
商品が到着してから郵便局で支払っていただく。
つまり、後払い。
モノとお金の流れがシンプルでいいかな〜と思って。
(あんまり考えてねーな)。

でもね、通販やってる他のページ見ると、
だいたいが先払いシステムでやってるんだよね。
ほぼ日内でその話になったときも、
「Tシャツ発送したはいいけど、
 入金されなかったらどーすんのよ?」という疑問が出た。
悪気はなくても、つい忘れちゃうってことは大いにある。
僕らだって、ぜんぜん悪気はないんだけど、
月々の精算を3カ月も忘れたりして
経理に迷惑かけたりしてる。
げ、9月分の駐車場代、まだ振り込んでない……。
ほらね。自分がそうなんだから。

じゃあ、先払いでいくか。
ページに振り込み先の口座番号を載せる。
注文した分の代金を郵便局で振り込んでもらう。
入金確認後、Tシャツ発送。
これ、いいじゃない。

自分がお客さんになったつもりで想像してみた。
1.注文する。
2.注文数の確認と、支払金額のメールがほぼ日から来る。
3.ページに書いてある口座番号をメモって郵便局へ。
4.郵便局にある振り込み用紙にほぼ日の口座番号、
  自分の住所氏名などもろもろを記入。
5.支払い。Tシャツの到着を待つ。

うーん、3と4がちょっと面倒臭いか。
メモるの面倒。用紙に口座番号を書くのも面倒だし、
自分ならここで記入ミスをやりかねない。
やるよ、ぜったい、オレなら。

だったら、最初から口座番号が印刷されている
振り込み用紙をお客さんに送ったほうが親切だよね。
そうなると、後払い方式か。
いや、注文を受けたら口座番号印刷済みの振込用紙だけを
先に郵送すればいいんだ。
で、入金確認後、Tシャツを発送。
でも、そうすると、ほぼ日からお客さんへ
2回郵便物を発送しなきゃならない。
お金かかる。手間もかかる。
手作業がふえるぶんだけミス発生の確率もあがる。

あー優柔不断な感じ。どーしよう……。
ちょっと視点をかえよう。
ほぼ日がやっちまいそうなミスは何が考えられるか。
発送のミスでしょう。
梱包するときにサイズや数を間違える。
Aさんが注文したシャツをBさんに送ってしまう。
ないとはいいきれない。

そういうミスがあったときに、どうでしょう。
自分がお客さんだとしたら……。
先払いしたのに間違った商品が到着。
「注文したのとちがうやんけ!」。
返品して、送り直してもらえばいいんだけど、
かなり感じわるいわ。

後払いの場合。
万が一間違った商品が送られてきても、
返品して、注文どおりのTシャツを送り直してもらって、
納得してからお金を払えばいい。
さっきより感じわるさが“やや小”な気がしませんか?

で、今回、ほぼ日は後払い方式でいくことにしました。
もちろん発送ミス、ゼロを目指しますよ。
先払いの通販が多い理由ってのは、
今回は考えないことにしました。


サイズについて
さて、みなさんからのメールで
多かったのがサイズについて。
特に女性は小さいサイズをリクエストしてくれています。
どんな内容のメールかといいますと……。



Tシャツ、といえば色・柄はともかく、
女性にとって一番大切なのは「サイズ」なのです。
アブラミ・ブラザーズに刺激され
ジム通いを始めた私の、現在の体脂肪率は16%。
そんなワタクシの為に
もちろん、チビTとかも、作っていただけるんでしょう?
サイズがぴったしならば、2,500円。
トーゼン、買わせていただきます。(安い!)

小さいサイズのTシャツを作って下さい!
ふつうの、ちょっとゆとりのある
スポーティーな雰囲気のは、
私にはなんだか似合わないのです。
キッズのLか、レディースのSくらいで結構ですので、
よろしくおねがいします!

長さ153センチ、重さ43キロの私なんて、
(フリーサイズだと)はっきりいってパジャマ状態です。
よくても夏の部屋着程度。これって、実に悲しい。
もっと、普段に外着として活用できるよう、
せめてSサイズ、もちろんレディースのです。
欲をいえば、ちびTくらいにしてくれるとウレシイ。
のですが。どんなもんでしょう?

コストの問題は前提としてあるんでしょうが、
148センチメートルのわたしとしては、
サイズ展開を豊富にしてほしいです。
キッズのS〜Lをぜひ!


小さいサイズ(チビT)、人気ですねぇ。
いちおうXSもあったのですが、
チビTじゃないんです。
Sと比べても丈が1〜2cm短いだけです。
なのでXSはパスして、リクエストの多かった
いわゆる“チビT”を作ることを考えています。
これはちょっと調べてみないと。
S、M、Lの3サイズは販売します。


いろんなサイズを作って下さい。
アブラミ・ブラザーズでも余裕をもって
着られるようなサイズも欲しい、、、、。


この方は、大柄なのか、アブラミなのか?
ちなみにアブラミ・ブラザーズの脂太りのほう
(身長177cm、体重85kg、バスト100cm)が
Lを着ていますね。「ちょうどいい」って言ってます。

と、ここでとんでもないメールが届きました。
これは紹介せねば!


今日の『ほぼ日Tシャツ販売のゆくえ』について、
もしかしたらもうすこし安く、かつ確実に
配送できる方法をお教えできるのかも、と思い、
メールいたします。

ご存じかとは思いますが、
ヤマト運輸のサービスの中に
『メール便』というものがあります。
切手の代わりに、バーコードのついたシールを貼るもので、
ヤマト運輸と『メール便』の契約が必要です。

定義は、重量(300g 160円)、
(600g 210円)の2種類。全国一律料金。
大きさ 縦・横・高さの合計が70cm以内、
厚さ2cm以内、
どこか一辺の長さの最大が40cm以内、です。

文中の
『郵便だと宅配便にくらべて安くおくれるんですね。
郵便(定形外)で送れば、
Tシャツ1枚270円で送れることがわかりました。
送るものの重さが250グラムまでなら270円なんですね。
2枚になると、重さが250グラムを超えますが、
“500グラムまで390円”コースで送れます。やりぃー。』

ということであれば、厚さはOKだし、
(2cmという定義も、送る量が1カ月で沢山あると、
 結構大目に見てくれます。)
『Tシャツ1枚160円で、2枚になると、
重さが250グラムを超えますが、210円で送れる』
という破格値となるのです。

さらに、このシールはバーコードでナンバーが付いていて、
縦3cm、横4.5cm(1)と、
縦5mm、横4.5cm(2)の2つセットになっていて、
(1)にバーコードとナンバー、
(2)に(1)と同じナンバーがついています。

(1)を荷物に貼って、
(2)を控えとして送った人のリストに貼っておけば、
万一荷物がお客さまに届いていていない場合も、
その控えのナンバーで、荷物を追跡できるのです!
先払いにしても後払いにしても、
せっかくの商品がどこかへ行ってしまう、という
郵便事情に左右されないのです。

一応先程ヤマト運輸で定義等確認しましたが、
その他の事情がいろいろおありかと思われますので、
一度お尋ねになってはいかがでしょうか。
取急ぎ。


ナイス情報ありがとうございます。
ほぼ日が考えていた郵送より安いじゃないの。
この方法で送れたら、すごいよ。
1枚で110円、2枚のときゃ180円もお得だよ。
これ、さっそく電話して詳しいことをきいてみますね。
こういうメール大歓迎です。
このTシャツ、みんなで作ってるみたいですねぇ。

(つづく)

1999-10-08-FRI

BACK
戻る