ほぼ日刊イトイ新聞

マンガでドミノ

今週のマンガ
『MASTER KEATON』
『MASTER KEATON』

著者:浦沢直樹
脚本:勝鹿北星
   長崎尚志
発行:小学館

さまざまな事件や災難を
アイデアで乗り越えるというつながりで
『MASTER KEATON』をお薦めします。

主人公の平賀・キートン・太一は考古学の研究者。
なかなか定職に就けず、
あくまで生活、研究費の捻出のためにと
務めているロイズ保険調査員の仕事で、
命が危うくなるような場面に度々遭遇します。
銃で襲われる、軍用犬をけしかけられる、地雷の撤去、
テロリストのアジトに乗り込む等々・・・。

ですが、そういった危機に直面しても、
けっこう冷静で楽観的。
学者らしく知識とアイデアを駆使して立ち向かう一方で、
素手で相手を倒してしまったり、
銃器の扱いにも長けていたりします。
実は過去にイギリス軍の特殊部隊(SAS)に属し、
教官まで勤めたというスゴイ経歴の持ち主でもあるんです。

見た目はごく普通の日本のサラリーマン風、
温厚で茶目っ気のあるキャラなので、
その活躍ぶりとのギャップに驚かされますよ。

ぜひ読んでみて下さい!

(F.N)

2013-08-10-SAT