「これ、原作漫画だったの？」つながりで、
『落第忍者乱太郎』はどうでしょう。

今更紹介するのも気がひけるほど、
アニメとしてすっかりお馴染みですが、
原作は今も連載中のギャグ漫画。

忍術学園という忍者の学校が舞台です。
忍者というと、ドロンと急に消えたり、
魔法のような忍術を使って戦ったり
というイメージがつきものですが、
歴史好きの作者によって描かれる
この漫画の忍者・忍術の世界は、より現実的で奥深いもの。

忍術といっても特別なことばかりでなく、
現在の私達が生きる上でも重要だと思えることが
多々含まれています。
そして何より、そこで生きるごく普通の少年たちの
愛すべき姿に引きこまれてしまうのです。

基本はギャグベースですが、時代背景もあり、
ときに厳しい戦乱の世であることを伺わせるシーンも…。
ドケチで有名なあのキャラクターにも
とある過去があったことを、漫画で初めて知りました。
まさに笑いあり、涙あり、教訓ありで、
何度も読み返したくなる漫画です。

（トミイ）