ほぼ日刊イトイ新聞

マンガでドミノ

『天使なんかじゃない』

『天使なんかじゃない』

著者:矢沢あい
発行:集英社
高校!恋愛!青春!!つながりといったらもう、
『天使なんかじゃない』がオススメです。

明るくてまっすぐな主人公の翠、
親友で優等生のマミリン、大好きな晃、生徒会の仲間たち。
中心人物はもちろん、脇役のみんなも
一人一人のキャラクターが、とにかくいいんです!

みんなそれぞれが、
恋愛に悩み、将来に悩み、家族に悩みながらも
いっぱい泣いて、いっぱい笑って。
そんなキャラたちに、どっぷり感情移入していると、
読んでるこっちまで、
泣いたり笑ったりきゅんとしたり、
ハラハラどきどきしたりして、
あっという間に一気読みしてしまうんですよ。
そうやって読んでると、
なんだか不思議と元気になれるんです。

実際の私の高校生活は
ボンヤリしているうちに過ぎたので、
『天ない』のような濃い青春時代は、
懐かしいというより憧れちゃうくらいなんですけど、
でも主人公たちの感情は、
もう、痛いくらいにビンビン伝わってきました。
矢沢先生すごいです。

女性はもちろん、
男性にもオススメできるんじゃないかな。

(chisato)

2011-05-21-SAT