magic
ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と。


『海老で鯛釣る2017年』


早くも2017年が終わるのでござるよ。
公私ともに、大した成果もあげられないままに。
まぁ、いいか。

今更できなかったことを悔やんでも仕方ない。
2017年の、楽しかったことだけを数えてみた。


<1月2日>

仕事始め。
都内の寄席に出演。
師匠から直々に出演料をいただき、
まるでお年玉をもらったような、
とても嬉しくてありがたい気分。
あぁ、めでたい。


<1月3日>

Y先生の新春の宴に招かれた。
Y先生はマジックに造詣が深く、
マジシャンの立ち居振る舞いに厳しい方である。

そんなY先生のおメガネにかない、
2017年も新春の宴に招かれた。
よかった、よかった。


<1月20日>

芸人ならば一度は行かないとモグリと言われる、
浅草の『捕鯨船』に初めて連れて行ってもらった。

しかも、オーナーの親父さんが
缶詰をくれるではないか。
「親父さんは、気に入った芸人と美人にしか
 缶詰をくれませんよ」
という噂の、実に貴重な缶詰。

その缶詰を、翌日には酒のツマミに開けてしまった。
ゆるしてね。


<2月26日>

雪の舞う青森県の六戸町で公演。
終演後、懐かしいマジック同好会時代の後輩が
訪ねてきてくれた。

同好会時代の後輩が楽屋に来てくれることは、
時々ある。
しかし、なぜか誰もが手ぶらだから、
大変に不愉快であった。

ところが、彼女は青森のお土産を手に
訪ねてきてくれた。
ありがとう、Hちゃん。


<4月15日>

今なお高視聴率を誇る長寿番組に出演。

昔は製作会社の企画室に忍び込み、
黒板に書かれた『出演候補者』欄に、
勝手に『ナポレオンズ』と
書き加えたりしたものだ。

今はそんなことしてません。
ちゃんと実力で出演している‥‥はず。


<6月15日〜19日>

久しぶりの里帰り。
95歳になった父親の、元気な姿を確認。

だが、お医者さんいわく、
「お元気だから100歳まで生きられても
 不思議じゃないし、
 でも、95歳だから
 明日亡くなっても不思議じゃないです」

とても不安な気持ちになったが、
よくよく考えれば
誰だってずっと長生きかもしれないし、
明日息絶えるかもしれない。

父は今も色々と教えてくれるなぁと、あらためて思う。


<12月21日>

某番組のカレンダーを蕎麦屋さんに持って行き、
お返しに高い焼酎をもらう。
続いて寿司屋さんにも持って行き、
高い海苔をいただく。

明日はフレンチの店に持って行くとしよう。
お返しは高級ワインだと嬉しいです。


というわけで、2017年もめでたい一年でありました。

皆々様、2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2017-12-31-SUN
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