MAGIC
ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と。

2005年1月26日、
日本マジック史上初のDVDが発売になりました。
その名も

ナポリニコフ魔術学校
 (カード・マジック編)


いったいどのような内容なのか?
どこがマジック史上初なのか?
ここでほんの一部をご紹介いたしましょう。
『ナポリニコフの魔術学校』
始めに登場するのは、ナポリニコフ伯爵である。
伯爵は旧ソビエト連邦、
アルトカイヌ地方の旧家の生まれで、
幼い頃よりなぜかマジックの魅力に
取り憑かれてしまっていた。
そのため、先代から受け継いできた膨大な資産を、
惜しげもなくマジック及びマジシャンに
注いできたのであった。
そんなナポリニコフ伯爵の後ろで、
なにやら変テコリンなマジックに取り組んで
四苦八苦しているのが、
伯爵家の小間使いであるナマケニコフである。
魔術学校に改装されたナポリニコフ伯爵邸を背景にして、
伯爵が広げているのは魔術学校の講師陣ファイルである。
その中でニッコリと微笑んでいるのが
カード・マジック編の特別講師、
奇跡の指先を持つM氏なのだ。
さて、伯爵は魔術学校の中へと誘ってくれる。
ナポリニコフ魔術学校には、
大掛かりなイリュージョン・マジック、カードなどを操る
クロース・アップ・マジック、
笑いを主題とする
コメディ・マジック等々の教室が存在している。
伯爵は、「アニマルズ」「ダンス・レッスン」
「ミュージアム」などに分けられた部屋も案内してくれる。

また「ナポレオンズの部屋」「プリンセス天功の部屋」も、
チラチラと覗かせてくれるのだ。
その間にも、ナマケニコフは魔術学校のあちらこちらで
バレバレのマジックを繰り広げている。
そうこうするうちに、いよいよカード・マジック専任講師、
M氏の特別講義が始まる。
着飾った観客を前に、
M氏のカード・マジックが展開されていく。
その奇跡の指先を、5台のカメラが追ってゆく。
食い入るように見つめる観客とカメラの視線。
しかし、M氏の指先は
あくまでもクールに不思議を紡いでいく。

途中、場面はいきなり紀元前2500年前のエジプトへと
飛んでしまう。
そこは、あの中部エジプトのベニハッサン村にある
洞窟に描かれている
世界最古のマジックの壁画の世界である。
王様とマジシャンが向かい合い、近い未来を占っている。
そこで王様の希望を叶えるべく、
鮮やかなマジックを披露している古代のマジシャンがいる。
そのマジックとは、
現代のマジシャンたちも競って演じている
「カップと玉」のマジックである。
このマジックはエジプトで発祥した後、
様々にかたちを変えて世界に広まったとされている。
そんな歴史を持つマジックを、
このDVDの中では大胆な推測をもとに映像化されていて、
必見である。

撮影は昨年の夏、酷暑の中で行われた。
場所は鎌倉、とある洋館を借りての撮影であった。
ナポリニコフ伯爵、ナマケニコフともども、
2時間にわたる入念なメイクを施された。
更に、古代エジプトの王様とマジシャンのメイクも、
凝りに凝ってしまった。
出演者もスタッフも、冷房の一切ない部屋で
熱に浮かれたように仕事してしまったのだ。
こんなにあれこれ凝って製作されたマジックは
これまでになかった、
そう言い切れる映像になっているはず。
どうか皆様、マジックDVD
ナポリニコフの魔術学校』を
よろしくお願いします。

とまぁ、ミもフタもない
コマーシャルになってしまいました。
読者の皆様、どうかお許し下さい。
それだけ一生懸命に作った作品です。
ぜひとも観てもらわなければ出演者、製作スタッフ一同
浮かばれないというものです。
さぁ、ナポリニコフ魔術学校の世界へどうぞ!

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2005-02-08-TUE

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