MAGIC
ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と。

第9回
「超能力者がロシアに?」

8月29日から9月2日まで、ロシアに行って来ました。
テレビ朝日の「たけしのTVタックル」という番組の
ロケのためです。
この番組では度々、
超能力者の存在について特集しています。
今回は「ロシアは超能力者の宝庫?」
というのがテーマでした。
で、行って来ましたよ、モスクワへ。

さて、まずビザが必要だったのです。
今時、珍しいですよね。
ビザといえば思い出すことがあります。
1985年にアメリカでテレビ出演した際のこと、
ワーキング・ビザが必要になったのです。
さっそく米国領事館に行って申請となったのですが、
これがビックリの連続! 
まず、顔の色を書き入れるところがありました。
で、まぁ黄色人種だということで「YELLOW」と書き、
次は目の色です。
「BLACK」にしましたよ、当然のごとく。
それを見たアメリカ人の係員はチラッと見るなり、
チャッチャと書き直し始めたのでした。
そうです、「YELLOW」は大間違いで、
顔の色は「MIDDLE」が正解でした。
だいたい、「WHITE」「MIDDLE」
「BLACK」しか無い!
「MIDDLE」とは中間色という意味でした。
ちなみに「YELLOW」は
使ってはいけない言葉でありました。
目の色は確かに「BLACK」ではなくて
「BROWN」ですよね。

間違いといえばドイツに行った際、
地下鉄に乗ったのですが、
一駅だったので一番安い切符を買いました。
この切符が子供用だなんてまるで気が付かなかった!
話が逸れましたが、ビザ用の写真を撮ったのです、
ちゃんと写真屋さんで。
やはりインスタントとは違って良い出来ばえ。
ところが、申請済みの
ビザに貼られた写真の目の部分に
カシャッとホチキスが止められていたのでした。
おいおい、糊で貼ってくれよ!

ともかく、29日12時30分発の
アエロ・フロートで出発しました。
モスクワの空港に着いたのは17時35分。
先乗りの高橋ディレクター、通訳のナターシャさんらと、
さっそくロシア料理のレストランで腹ごしらえです。
意外やこれが美味い!
ボルシチもピロシキも薄味で、それでいて味わい深い。
鮎の塩焼きまであって、
ロシア産ビール、ワインを楽しんだのでした。
初めてのモスクワのホテルは、ウクライナ・ホテルでした。
かつてテレビの映像で見た光景が、
確かにそこにありました。
この間、火災に遭ったテレビ塔も目の前に見えました。
「トイレの紙が硬い」という情報を
事前に仕入れてあったのですが、想像以上に硬い。
感触は和紙のようです。
だけど使用後そのままトイレに流してはいけない、
なんて知りませんでしたねぇ。
拭いたら横にあるゴミ箱に捨てるのが
正しい処理法なのです。
気持ちが落ち着かないでしょうが
「郷に入っては・・・」です。

絵ハガキを郵便局に出しに行ったのだが、
外のポストに入れたら届かないとのこと。
局内のポストに入れたので、
「たぶん、一ヶ月くらいで着くでしょう」
とナターシャ。

さて、肝心のロシアの超能力者、
じっくりと検証いたしました。
いったいどんな超能力? 
それって本物?
意外な結末は、10月2日(月)20時〜放送を
ぜひご覧いただきたい! 
なんせ、さんざん苦労したんですから、
見てもらわないと浮かばれないってもんです。
ですがまぁ、ちょこっと内幕を言うと、
ゴールヌイという人は目隠しをしたまま、
公道を走るのが得意だった、しかも我々を乗っけて!
カメラマンとディレクターは、
安全な別の車で撮影しました。
我々だけが目隠し、
ほっかむりのドライバーの車に乗って
モスクワ市内をドライブです。
これがまた、よせばいいのに
混んでいるのに、ビュンビュン飛ばしている真っただ中!
トリックの解明どころではない、
「右だ! 左を見ろ! 」
叫びっぱなしでしたが、
なんとか実験は成功したのです。
いったい、この荒技のトリックは?
分かる人、教えて!

さて、ナポレオンズのホーム・ページはご存知ですか?
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/tvland/
tvland@bekkoame.ne.jp

2000-09-17-SUN

BACK
戻る