
2010.12.18
プリントして手帳に貼って。「ポラロイドPoGo(TM)」の楽しみ方を伺いました。(2/3)
[ ほぼ日 ]
‥‥え? はい。
[ 古山 ]
いっつも時計をチラチラ見るから
「次、なんか予定あるんですか?」
ってよく聞かれるんですけど、予定はないんです。
時計を見ているだけなので、時間はわからないんです。
[ ほぼ日 ]
なるほど、マニア目線な話しですね。
[ 古山 ]
それでまあ、このプリントサイズだから
面白いなと思うのが、
接写レンズ(社外品)で、
そういったモノのアップを撮ることなんです。

[ ほぼ日 ]
確かに、プリントサイズが、
これ以上小さすぎると見にくくて、
大きすぎると圧迫感がある気がします。
[ 古山 ]
そうですね、並べて眺めるときに
このサイズがちょうどいい感じなんです。
でも、細かいディテールにはうっとりしたい。
ジュエリーマニアの方も、
こういう接写は楽しいかと。
[ ほぼ日 ]
でも、マニアだけに限らず(笑)、
実際、ご自分のネイルを撮って
手帳に貼って記録している方や、
買ったものを撮っている人もいらっしゃいます。
[ 古山 ]
友だちのスニーカーのコレクターは、
スニーカーを箱のまま保存するので、
何が入っているかわからなくなるんですよ。
それで、PoGoでプリントして貼ってるんです。
コレクションの整理に使うのは
相性がいいかなと思っています。
[ ほぼ日 ]
資料的な使い方をするのにいいんですね。
[ 永冨 ]
手前みそなんですけど、
プリントしてすぐ渡せるっていうのもいいですね。
結婚式で撮ってすぐに
プリントしたものをあげるとすごく喜ばれます。
[ 須賀 ]
プロレス会場でも、選手を撮って
ファンにあげますというのをやったんですが、
すごく好評でしたね。
[ ほぼ日 ]
永冨さん以外は、マニアックな話しですね(笑)。
でも、ポラロイド自体が
マニアックなものなのでしょうか?
歴史的にはもう長いですよね。
[ 永冨 ]
ポラロイド社が、
アメリカで初めてインスタントカメラを
発売したのが1948年11月26日で、
日本に上陸してからは50周年になります。
[ ほぼ日 ]
私は詳しくないんですが、
ポラロイドって、
撮ってすぐにプリントされる
インスタントカメラの
代名詞みたいなところもあるのかなあと。
デザイン的に好かれている印象もあります。
[ 古山 ]
いろいろ古着屋とかまわっていると、
みんなほんとにポラロイド好きな人が多くて。
ある一定の時期の人って、
アメリカ文化にすごく憧れがありますよね。
それこそリーバイスとかと並んで、
アメリカ文化の象徴みたいなところがあって。
70年代的な近未来的なモダンデザインの中で、
ポラロイドって言ったら、
憧れの対象だったりしたわけで。
持っててうれしい、
おしゃれなものだったりするんですよね。
[ ほぼ日 ]
古山さんがポラロイドを
好きになったきっかけは何ですか?
[ 古山 ]
もともとカメラは好きだったんですけど、
京都の北野天満宮の骨董市で
ポラロイドの代表作「SX70」を売ってもらって、
こんなすごいものがこの世にあるんだと思って、
そこからポラロイドにはまりました。

1972年に誕生した、折りたたみ式の一眼レフカメラ「SX-70」。
古山さんの私物。
[ ほぼ日 ]
その古いポラロイドを好きな古山さんから見て、
今のポラロイドの
どういったところが魅力なんでしょう?
[ 古山 ]
今のこのPoGoプリンターも、
ある意味すごいテクノロジー、最先端じゃないですか。
当時のポラロイドが最先端だったように、
今もみんなが驚くような、
ほかの人たちがやらないような面白いことを
ポラロイドは追っかけているというところが、
魅力だと思っています。
今のものも昔のものも、
両方ほんとうに大事にしたいんですよ。
[ ほぼ日 ]
なるほど。
[ 古山 ]
まあ、言ってみれば、
携帯やデジカメからプリントするっていう
それだけのプロダクトを
こんなに全面にいちおしにするなんて、
ほかのメーカーからしたら
考えられないじゃないですか。
何をしてんの? っていう(笑)
そういうのを真面目に真剣に絞ってやるっていう、
そこにポラロイドっていうブランドが
あるんじゃないかなと思ってます。
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