2010.11.22
ヨーロッパ企画上田さんに「ほぼ日手帳」を使わせる計画(前編)(2/3)

[ 土佐 ]
‥‥持ってるとこ見たことないわ。

[ 石田 ]
知らなかった。

[ 角田 ]
初めて聞いた。
なんでやめたの?

[ 永野 ]
あ、それを聞きたい。
やめた理由は?

[ 上田 ]
すごくかんたんなことですよ。
僕、脚本を書くための資料本を 大量に持ち歩くんです。


[ 角田 ]
それは知ってる。

[ 土佐 ]
上田のかばん、 いっつも本でパンパンやもんな。

[ 上田 ]
そう。
何冊も持ってるので バッグは相当な重さなんです。
それで、1冊でも多く持ち歩きたいから 「ほぼ日手帳」1冊よりも 書籍1冊を選んでしまった、 というのが一番の理由ですね。

[ 角田 ]
要は「ほぼ日手帳」を入れるなら 本を1冊入れると。

[ 土佐 ]
‥‥もっともらしいこと言うやんけ。

[ 永野 ]
じゃあ今、スケジュールの管理って どうしてるの?

[ 石田 ]
アレはやめたの? アレは。

[ 角田 ]
アレって?

[ 石田 ]
上田は自分でマスを書き入れた A4のコピー用紙で スケジュール管理してたんだよね。

[ 永野 ]
ええぇーっ?!

[ 土佐 ]
なんつー原始的な(笑)。

[ 上田 ]
あれはもうやめました。
いま使ってるのはコレですね。
(かばんから1冊のスケジュール帳を取り出す)

[ 角田 ]
月間カレンダーだけの、 自分で日付を書き入れるタイプだ。

[ 永野 ]
これ、すごいページ数あるな。


[ 石田 ]
何年使う気やねん。

[ 上田 ]
たしか3年くらい使えるはず。

[ 一同 ]
使えすぎ!

[ 上田 ]
それでも「ほぼ日手帳」よりは軽いんですよ。
僕が考えてるのは軽量化だから スケジュール管理くらいだったら この程度が合ってるんだよね。

[ 土佐 ]
軽量化かぁ。
それが目標だとちょっと辛いなぁ。

[ 石田 ]
でも、「ほぼ日手帳」っていうのは こういうスケジュール帳とはちがった いろいろないいところがあるんだよ。

[ 土佐 ]
あるね、うんうん、ある。

[ 石田 ]
たとえば、 この1日ページの下にある言葉とか。

[ 角田 ]
ここは読んでておもしろい。
この日々の言葉っていうのは ほかの手帳にはないもんね。


[ 永野 ]
そうそう、ここの言葉はいいよ。
「ほぼ日手帳」ならでは。

[ 土佐 ]
どう、上田?

[ 上田 ]
うん、「ほぼ日手帳」のページ下の言葉が おもしろいっていう事実は知ってるんだよ。
だって使ってたんだもの。

[ 石田 ]
あ、そうか。

[ 上田 ]
おもしろいのは重々承知だけど‥‥。

[ 角田 ]
だけど‥‥?

[ 上田 ]
目指すのは軽量化だから。

[ 石田 ]
堅いなぁ。


[ 永野 ]
じゃあ、アレは?
メモはどうしてんの?

[ 石田 ]
そうだ、メモ!
「ほぼ日手帳」はメモたくさん取れるで。

[ 上田 ]
メモは携帯電話に打ち込んで、 自分のパソコン宛てに送信してる。

[ 永野 ]
‥‥あ、そうなんや。

[ 石田 ]
‥‥う、うん。
ま、まぁ、えぇ方法やね。

[ 土佐 ]
‥‥この、現代っ子が!

[ 角田 ]
書くという行為の良さみたいなものは あると思うんやけどなぁ。

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