
2010.02.20
マンガ家みずしな孝之さんの「所有するよろこび」と「使えてるよろこび」。(2/4)
[ みずしな ]
僕、マンガ家でありながら
劇団(うわの空・藤志郎一座)に所属していまして、
そこの劇団員が「ほぼ日手帳」を使っていたんです。
「1日1ページだからたくさん書けていいよ」って
勧められまして。
ちょうどそのとき、使っていたシステム手帳が
あまりしっくりきてなかったんです。
「じゃあ騙されたと思って使ってみようかな」
という気持ちから使い始めました。
[ ほぼ日 ]
いかがでした?
騙されました?
[ みずしな ]
僕は、いわゆるガジェットと呼ばれるような
小型電子機器が好きな人間なんですけど、
そういうものって「持っているだけでうれしい」
というような喜びがあるんですよ。
「ほぼ日手帳」を手にしたときに
まず、それに似た「所有する喜び」を
すごく感じましたね。
[ ほぼ日 ]
「持っているだけでうれしい」なんて
言っていただけるのは光栄です。
で、使いかたはどんな感じだったんですか?
[ みずしな ]
とにかくメモ書きに尽きます。
劇団の公演でやるコントの覚え書きとか
あとはマンガのネタとか。
のちにマンガのネタは
別のノートに描くようになるんですけど。
あとはスケジュールをチラホラと、
って感じですね。
[ ほぼ日 ]
いま見せてもらっているのは
2009年版ですが、2005年のときから
使いかたって変わってませんか?
[ みずしな ]
えぇ、まったく変わってません。
正直、あんまり使い込んでいる男ではないです。
白いページがあっても気にしないですし。
[ ほぼ日 ]
いや、それでぜんぜんいいんですよ。
(パラパラとめくる)あ、1月とか真っ白だ。

[ みずしな ]
ふつうの方なら1年の始まりだから
気合を入れて「今年1年がんばるぞ!」
という感じなんでしょうけど、
僕の場合「所有して満足」なんです。
[ ほぼ日 ]
でも、毎年お使いいただいてるんですよね(笑)。
[ みずしな ]
1日1ページもさることながら、
この日々の言葉を読むのが好きなんですよ。
僕、記憶力があんまりよくないので、
全部読んでもすぐに忘れちゃって
何度でも楽しめちゃうんです(笑)。
[ ほぼ日 ]
あははは。
8つの四角い枠が書かれたノート。
[ ほぼ日 ]
で、これまでのオリジナルから
2010年版はカズンにされたわけですが。
[ みずしな ]
えぇ、2010年、満を持してカズンに挑戦です。
[ ほぼ日 ]
おぉ!
[ みずしな ]
挑戦です!
「こういう使いかたがしたい」という
確固たる理想があっての挑戦です!
[ ほぼ日 ]
いや、そんな、構えずに(笑)。
[ みずしな ]
現に、ほら! 見てください!
[ ほぼ日 ]
こ、これは!

[ みずしな ]
月間カレンダーに付箋を使って
スケジュール管理をおこなってます。
Macのスケジュール管理ソフトの内容を
こちらに反映させてるんです。
[ ほぼ日 ]
この貼ってある日付と誌名は、
俗に言う「締め切り」ということですね。
[ みずしな ]
そうです。
毎月毎月違うものなんで、流動的なんですよ。
終わった分を次の月に張り替える、
という流れを作りました。
[ ほぼ日 ]
あ、すごい!
これは手帳というよりは、
うちのホワイトボードカレンダー的な
スケジュール管理ですね。
どうです? ちゃんと管理できてます?
[ みずしな ]
えぇ、それはもうバッチリです。
流動的な締め切りなどはこういう管理方法で、
打ち合わせとか舞台の予定とか、単行本の発売など
あまり動かないスケジュールに関しては
1日ページのほうを使って管理してます。
[ ほぼ日 ]
なんか人が変わったみたいに
使いまくってますね。
[ みずしな ]
あとはですね‥‥。
[ ほぼ日 ]
まだある(笑)。
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