2009.09.30
10月の新作プリントカバー「世界の伝統柄シリーズ」手塩にかけたカバーです。(3/3)

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「ヒンメリ」という名前の語源は、 ドイツ語やスウェーデン語で 「天」とか「空」という意味の 「Himmel」という言葉だそうです。
今年のナイロンカバーとプリントカバーは 例年よりも、ほんのちょっと光沢のある糸を 使っているんですが、 地色のアイボリーに糸の艶感が加わって すごく雰囲気がでましたね。


西アフリカのフォークテキスタイルから。
「ガーナ from AFRICA」

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メキシコの紙細工、フィンランドの藁細工、 いずれも工芸品をモチーフにしていますが 「ガーナ」の場合はそうではないんですよね。

[ 日下部 ]
こちらは、伝統的なテキスタイルの 資料を集めて。


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民族衣裳とか、フォークアートとか、 とてもカラフルですね。

[ 日下部 ]
ええ、最初はそういうカラフルなもので 考えはじめたんですが、 やってみるとくせが強くなって、 ちょっとカバーには合わない感じがしたんです。
もうすこしシンプルな方向で行こうと いろいろ見ているうちに、 あるテキスタイルの 赤と黒とベージュの色づかいが イメージに近いな、と。
それがガーナのテキスタイルだったんです。

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なるほど、「ガーナ」は色から インスピレーションがわいたんですね。
赤い地に並ぶ小さな模様もリズミカルで、 音楽が聞こえてきそうな気がします。

[ 日下部 ]
パーカッションとか(笑)。

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そうそう。音楽的な感じがするのも このカバーの魅力のひとつだと思います。
ちょっと和のテイストもあるのが おもしろいですよね。

[ 日下部 ]
そうですね。

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外側のポケットがダークブラウンで ツートンになっているのも このカバーの特徴です。

[ 日下部 ]
表のパターンを全面にひくと、 すこしくどい感じがしたので ポイントに、ダークブラウンの無地を 組合わせました。

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3つのカバーそれぞれ、ちがう魅力があって 読者のみなさんからも、早くから 「パペルピカドがかわいい」
「ヒンメリ、すてきです」
「ガーナにくぎづけです」
というメールをいただいているんですよ。

[ 日下部 ]
うれしいです。

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ちなみに日下部さんは、 2010年にどのカバーを使うか決めましたか?

[ 日下部 ]
この3つのうちのどれかなんですけど、 まだ迷っています(笑)。



世界の伝統柄シリーズは、 明日、10月1日(木)より、 ほぼ日ストアと全国のロフトで販売を開始します。
各商品のくわしい紹介は、こちらをご覧くださいね。
「パペルピカド from MEXICO」
「ヒンメリ from FINLAND」
「ガーナ from AFRICA」
ほぼ日ストアでのご注文は、 10月1日(木)11:00より、お申し込みいただけます。
どうぞ、よろしくお願いします!



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