2008.03.14
<番外編>石田ゆり子さんmeets 糸井重里(2/3)

[ 石田 ]
そうですね。メモします。
今、しなきゃ。今、メモ(笑)。


[ 糸井 ]
「頼まれた話は、頼む話に変換して考える」。
これ、原則なんですよ。

[ 石田 ]
ほんとですね。

脳のこと、とか。カワイイもの、とか。

[ 石田 ]
最近私、ロケ先の伊豆の本屋さんで 『海馬』を買ったんです。

[ 糸井 ]
あ、ありがとうございます。
面白いでしょ。

[ 石田 ]
これ、いい本ですね。
ほんとに可能性が広がったなあと思って。
面白いですよね、脳は嘘をつくとか。
そんなふうにしか見えないと思うから見えないとか、 あと、30歳を過ぎて“海馬”が発展するなんて、 全然思ってなかった。
脳細胞は、叩いたら何万個死ぬとか言われてるから、 頭を打っちゃいけないと思って生きてきたんです(笑)。
池谷さん、若い方なのに面白いですね。

[ 糸井 ]
学生さんみたいな人なんです。
そのへんに、ふらーっといるみたいなね。
裸犬を飼ってるんですよ。

[ 石田 ]
え? 裸犬?

[ 糸井 ]
奥さんとどこかを歩いていたら、犬屋さんがあって、 そこに、この犬売れるのかなあって思うような 犬がいたんだって。裸の、毛のない犬。

[ 石田 ]
はいはい、あの、シワシワな。

[ 糸井 ]
ええ。それからも通るたびに見ると、売れ残ってて。
で、値段が下がってる。

[ 石田 ]
うーん。

[ 糸井 ]
で、とうとう、半値ぐらいになったときに、 買えってことかなと思って、自分が買ったって。

[ 石田 ]
優しい。

[ 糸井 ]
うん。その犬を飼ってる池谷さんって思うと またいいでしょ。
「可愛いんですよ、飼うと。汗かくんですよ」みたいな。

[ 石田 ]
(笑)。

[ 糸井 ]
「そばにくっ付くとペタペタするんですよ。
 それがちょっと気持ち悪いんですけどね、  可愛いですよ」ってね。いいでしょ?

[ 石田 ]
ほんと。私はそういう人が好きですね。

[ 糸井 ]
いいんですよ、池谷さんは。
池谷さんと石田さんの対談とか、いいかもしれない。

[ 石田 ]
(笑)是非お話したい、お聞きしたいこと いっぱいありますね。
脳というものに、ほんとに興味があるんですよ。


[ 糸井 ]
そうですか、そういうご縁のある方とは 思いもよりませんでした。

[ 石田 ]
糸井さんは、ぬいぐるみとかあみぐるみ、 お好きなんですよね?

[ 糸井 ]
好きですねー。

[ 石田 ]
「俺は普通の人に比べてぬいぐるみが好きすぎる」って。
それを読んで、おかしいなーと思ってて(笑)。
私も、動物の形をしたヘンテコリンなものが 大好きなんです。家はすごいですよ。
小学生の部屋じゃないかと言われそうなくらい(笑)。

[ 糸井 ]
そうですか。じゃあですね、ちょうど今、 タカモリ・トモコ先生のあみぐるみで 準備している企画があって、ここに 先生のあみぐるみたちが一部集まってるので、 見せびらかしてもいいですか(笑)?
あの、すごいですよ。
抱っこしたりするとまた、かわいいんです。

(タカモリ・トモコさんのあみぐるみ登場)

[ 石田 ]
うわー、かわいい! けっこう大きいのもあるんですね。
あ、かわいい。かわいいー!
どれもかわいいですね。
この子も、これもかわいいし。これ、かわいいー!

[ 糸井 ]
ひとつずつ手に取ると、みんなかわいいんです。

[ 石田 ]
友達になりたいですね。
私、デジカメを持ってきたんですけど、 写真を撮ってもいいですか?

[ 糸井 ]
どうぞどうぞ。
そのデジカメ、俺と同じですね。

[ 石田 ]
これ、いいですよね。何かいい写真が撮れる。
(ひとしきり写真を撮りながら)
あ、この編地が見えないと‥‥

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