2007.10.15
作曲家・ピアニストの宮嶋みぎわさんに聞きました。(2/3)

忘れないために書く、 忘れるために書く。

[ ーー ]
みぎわさんは、 1日ページにはどんなことを 書かれているんですか?

[ みぎわ ]
私の場合、1日ページは、 ほとんどライブの曲順を書くのに 使っています。


[ ーー ]
そうなんですね。
ライブをされた日に書くんですか?

[ みぎわ ]
はい、いつ演奏したかというのが とても重要なので。

いろいろなミュージシャンと仕事をしていると、 1つのバンドと毎日やるわけではなく、 いろいろなバンドと交互にやるので、 何の曲をいつどういうタイミングでやったか、 というのを正確に覚えられないんです。
でも、次に演奏するときには、 なるべく同じ曲順にならないようにしたいので、 手帳に記録していきます。

[ ーー ]
月間スケジュールでライブの日程管理をして、 1日ページでそのライブの曲順を書いて、 ちょうど、月間ページが、 目次みたいな役割になっているんですねー。
確かに、これだけ、 複雑多忙なスケジュールだと、 書いていないと忘れてしまいますね。

[ みぎわ ]
そうですね。
でも‥‥、覚えられないので記録する、 というのと同時に、頭の中で覚えていると 次の演奏のために良くないというのもあって、 忘れるために手帳に記録している、 という感じもあります。
必要なときにその記録を見返しています。

[ ーー ]
え? 頭の中で覚えていると 良くないというのは?

[ みぎわ ]
曲順を覚えているというのは、 前の記憶が頭に残っているという状態なので、 次の演奏に集中できないんですね。
ポップスやブラジル音楽、 ジャズにソウルにと、 いろいろなジャンルでやっているので、 前のことを頭に残し過ぎると 次のことができないんですよね。

なので、 なるべく頭の中を空っぽにして、 演奏のたびに新鮮な気持ちで集中できるように、 記録して忘れるようにしているんです。
“脳から抜く”作業として、 手帳に書き写す、というのはいいみたいです。
もうずっとほぼ日手帳を使っているので、 日付もあって、しかも、 書くスペースが大きいというのは、 ほんとに便利だなあと実感していますよ。

「ザンパノさんの紙ぶくろ2」の取材に行って、 思わず、手帳の取材までさせていただき ほんとうにありがとうございました!

みぎわさんのおっしゃるように、 忘れないために書く、忘れるために書く、 どちらもあるような気がしますね〜。
月間スケジュールを目次のように使うのも、 予定ごとにシールで色分けして貼っておくと、 なおさらわかりやすいなあと思いました。

2008年も、みぎわさんの音楽活動に、 ほぼ日手帳が、いろいろと 役立っていただければ嬉しいです!

「ザンパノさんの紙ぶくろ2」でも、 みぎわさんにご登場いただいておりますので、 もしよかったら、そちらもご覧くださいね!

宮嶋みぎわさんプロフィール
両親の影響で幼い時から 数多くのレコードを聴いて育つ。
3歳よりClassic Pianoを始め、 6歳のころから作曲を開始。
15歳で「旺文社/SONY  全国テープ大賞・作詞作曲部門」優勝。
その後上智大学にて教育学を専攻する傍ら、 Jazz Pianoを始める。

現在は、自身が作曲・アレンジした オリジナル曲のみを演奏するビッグバンド miggy+ (miggy augment)を率いるほか、 2004年より インストゥルメンタルデュオユニット 「hitme&miggy」で活動。
情景の浮かぶ即興演奏や、 感傷的なメロディライン、 味わい深いハーモニーが人気を集めている。

☆コンサート情報  2008年1月26日(土)   miggy+ 12thライブ with 片岡雄三(TB)
 〜Fantasia in a blanket〜

 会場:TOKYO TUC
 東京都千代田区岩本町2-16-5  TEL:03-3866-8393  Evening Show、Late Showの2公演を行います。
 ※ご予約受付開始:2007年12月1日予定   詳細未定のため、詳しくはこちらをご覧ください。

 その他、演奏活動の日程はこちらをご覧ください。

ブログ日記
☆iTUNESで「hitme&miggy」の曲を  視聴・ダウンロードできます。

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