
2007.02.14
私の手帳は365日分の“短篇集”(タレント浅田愛麻さん)(2/3)
[ ―― ]
たしかに、愛麻さんの手帳を拝見していると、
びっしり演技論が書き込まれている日もあれば、
レシートを貼ってある日もあって、
まるで愛麻さんの毎日を綴った「短篇集」みたいです。
[ 愛麻 ]
この手帳は、私自身をカバンに入れているような
イメージなんです。
だから、家の鍵やお財布をなくしても、
まだ、どうにかなるかなと思うのですが、
この手帳をなくすと本当に困るというか、
おおげさに言えば、
人生が終わってしまうような(笑)。
人からも、私は手帳が見当たらなくなると、
顔色が悪くなるとまで言われています‥‥。
[ ―― ]
‥‥そこまでですか(笑)!
[ 愛麻 ]
私、こんなふうに、手帳に、
毎日、何かを書くようになったのは、
「ほぼ日手帳」を使いはじめてからなんです。
この手帳を使いようになってから、
「ああ、私って、こういう人間なんだ」と
自分のことを
客観的に見ることができるようになりましたね。

[ ―― ]
2007年版を使いはじめて、
1ヶ月ほど経ちましたが、
2006年版から、
使い方で変わったところはありますか?
[ 愛麻 ]
去年までは、ほとんど、
黒のインクしか使わなかったのですが、
今年は、内容ごとに
色分けをするようになりました。
赤のペンで書いているのは
プライベートのことと、友達の誕生日。
どちらも、忘れちゃいけないことなのですが、
ついつい忘れてしまいがちなんです。
仕事は気が張っているから忘れないけれど、
忘れがちなプライベートのことは、
仕事よりも目立つ赤色で書いています。
[ ―― ]
ちなみに、ほかには、どんなふうに
色分けをしているのですか?
[ 愛麻 ]
仕事は基本的に黒で、
お芝居の稽古や習い事は
青のインクで書いています。
色分けをして書き込んでおくと、
だいぶ見やすくなりますし、
頭の中で毎日の予定が整理されていいんです。
[ ―― ]
なるほど。
ところで、今年は、
まだ「むだづかい」のレシートが
貼ってないようですが‥‥
[ 愛麻 ]
今年は、1月は、
ずっとお芝居の稽古をしていたので、
演技のことばかりで、
もっぱら「演技手帳」のようになっています。
でも、毎日、そればっかりなのも
ちょっと‥‥なので、
そろそろ「むだづかい」的なことも
書かれていくと思いますよ!
[ ―― ]
空白のページも、けっこうありますよね。
[ 愛麻 ]
そうなんですよ。
この空白のページは、のちのち活きてきます。
書きたいことが書き切れないときは、
ページを戻ったりして、
なにも書いていない空白のページに
書いたりもしますから。
去年の手帳も、ちょっとしたメモは、
過去の空白ページに書いていました。
結果、1年間、使いきる頃には、
ほとんど、全ページが埋まっているんですよね。
ちょっと気が早いですが、
今年も、また1年間使い終わった頃の手帳が、
どうなっていくのか、たのしみです。
愛麻さん、どうもありがとうございました!!
毎日、持ち歩いて、
どこでも場所を問わず取り出すことが多いという
愛麻さんの手帳は、
まるで愛麻さんの365日そのもののようで、
とっても面白かったです!
取材に行った乗組員からも、
「この手帳、生きているみたいだね。」
という言葉が漏れたほどでした。
こんなふうに、自分のことが詰まった手帳ができたら
面白いだろうなあと思いました。
ちなみに、今回の愛麻さんへの取材は、
タレントのちはるさんがオーナーをされている、
目黒のカフェ「CHUM APARTMENT」
(チャムアパートメント、通称“チャムアパ”)で
行ないました。
愛麻さんの写真からも、
素敵な雰囲気が伝わったと思いますが、
カフェのインテリアから小物にいたるまで、
すべてちはるさんがえらんだ、
とってもおしゃれなカフェです。
居心地のよい空間ですので、
おやすみのときなどに、ぜひ行ってみてくださいね!!
「ほぼ日手帳2007 SPRING」は、
ひきつづき販売中です!
4月からの新生活を、
「ほぼ日手帳」にたっぷり書き込んでくださいね。
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