2009.03.08
【スペシャルインタビュー】1年使ったほぼ日手帳はやっぱり「おもしろい」。(前編)


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ほぼにちわ、です。

以前、「ほぼ日手帳CLUB」に登場していただいたザ・コレクターズのギタリスト、古市コータローさんと「スプーの日記」などのコンテンツ制作を手がけるSTUDIO M.O.G.代表、森内淳さん

おふたりは、ロック雑誌の「ロックンロールニューズメーカー」にて「なんでもおもしろがろう!」がコンセプトの、「もっと面白がりたい21」を連載。連載終了後もSTUDIO M.O.G.のwebページ内で掲示板風の往復書簡形式でやりとりをおこなっています。その中で、おふたりは「ほぼ日手帳」について「おもしろがって」いました。

その様子があまりにも楽しそうだったので、「ほぼ日手帳CLUB」にもご登場していただき、初めての「ほぼ日手帳」をどうおもしろがるかを思う存分語ってくださいました。

あれから1年がたち、おふたりが「ほぼ日手帳CLUB」に再登場。はたして初めての「ほぼ日手帳」を「おもしろがって」お使いいただけたのでしょうか。20年来の友人というおふたりの息のあった掛け合いも併せてお楽しみくださいませ。それでは、古市さん、森内さん、よろしくお願いたします!



ルールを作る1年だったよ。

ーー:
おふたりとも1年間「ほぼ日手帳」をお使いになったわけですが、いかがでしたか?

古市:
いやぁ、とにかく使いましたよ。

森内:
僕もすごい使いました。だって、ほら、この1年でこんな厚さになっちゃいましたよ。



古市:
うわ、厚っ!

森内:
あれ? コータローくんの手帳はこんなに厚くないね。どうやって使ったの?

古市:
僕は、そんな厚みにならないように注意しながら使いました。

森内:
ウソだぁ(笑)。

古市:
すごくきれいに使ったのよ。僕、わりと物をきれいに使うほうなんだよね。

森内:
へぇ、そうなんだ。オレなんかすごいよ。もうね、グッシャグシャ(笑)。じゃあ、きれいに使うにあたって、何かルールとか決めたの?

古市:
うん。でもどちらかというと、「きれいに使うためのルールを模索しながら使う」っていう1年だったかなぁ。

ーー:
あぁ、なるほど。

森内:
うんうん。僕もどっちかっていうと、そうだったね。グッシャグシャなりのルールを(笑)。

古市:
だから2009年版の手帳はそのルールがあるおかげですごく滑り出しが順調なんだよね。



森内:
うん、僕もそう。グッシャグシャなりのルールっていうのは、「ルールを作らない」ということを逆にルールにしてとにかく1年間使ってみようっと。で、だいたい12月くらいに明確なルールが見えてきたんですよね。

古市:
あぁ、そうかもしれない。

ーー:
この1年でどんなことを書かれました?

森内:
打ち合わせの内容を書いたりするのはもちろんなんだけど、とにかく貼りまくってるね。相撲見に行ったら入場券貼ったりライブ行ったらチケットといっしょにセットリストみたいなものも貼っておいたり。だから分厚くなっちゃうんだけどさ。

古市:
俺の場合、セットリストは書いたね。たとえば、これ。THE WHOのライブに行ったときなんだけど。チケットとセットリストがページの見開きに来るようになってるのよ。



ーー:
わぁ、スゴイ。見開きで見られるんですね。いい感じ。

森内:
あ、僕の手帳のTHE WHOのところは、なんかがグッシャグシャに書いてある(笑)。

古市:
このときは、こういうデータみたいなものがすぐわかるようにしたかったんだろうね。あとは自分のライブなんかのセットリストも書いたりしてる。たとえばね‥‥あ、これなんかはセットリストの第一案。



ーー:
へぇー。

古市:
で、数日後に決定しているって感じですね。あ、でも、これはあくまでも叩き台で、このあとこれを見ながらメンバーと話し合って決めます。

ーー:
なるほど。

古市:
こうやって振り返ってみると、ライブのことはおもしろいなぁ。

森内:
「ほぼ日手帳」を見れば、ライブのことを振り返れるっていうのはいいね。

古市:
うんうん。でも、じつは、もうちょっと細かく書いておくべきだったと後悔してるんだよね。

森内:
それはどういうこと? ライブで使ったエフェクターのこととかも書いておくべきだったってこと?

古市:
うん、それもそうなんだけど、やっぱり着た衣装とかが必要だったなぁ。書いてある日もあるんだけどね。

森内:
あぁ、衣装ね。

古市:
いまでこそ、1年間使ったし、ルールも固まってきたからいいんだけど、まだ最初のうちなんかは手探りだったからさぁ。いまはもう朝とか夜なんかに「ほぼ日タイム」として手帳に何かを書くための時間を取ってるのよ。



森内:
へぇー。あ、じゃあ僕の場合の「ほぼ日タイム」は映画を観たあとだね。

ーー:
と言いますと?

森内:
僕、映画のレビューの連載を持ってるから、試写会の帰りにスタバに寄って、手帳に挟んである「ほぼ日のメモ帳」に感想を書いてるんですよ。で、月間カレンダーのところに観た映画を書き込んでいく。そうすると、最終的に1年間に観た映画一覧になるんですよね。

ーー:
あ、それは便利ですね。



森内:
最終的に番号振ったりして、1年間に観た総本数を割り出したりとかもしました。で、この月間カレンダーに書いてあるものは全部「ほぼ日のメモ帳」に感想が書いてあるのですごく便利でしたね。

古市:
へぇー。さすがはライターだね。

ーー:
‥‥あれ? その使いかたって、前回登場していただいたときにおっしゃっていた使いかたですよね?

森内:
そうですそうです。実際使ってみたら、やっぱりすごく便利で。



ーー:
思い描いていた使いかたが、実際に使ってみても使いやすかったっていうのはなんかすごくうれしいですね。そういえば、古市さんも前回登場されたときに「パトロール手帳」として使うとおっしゃってましたけどどうなりました?

古市:
あ、書いてますよ。たとえばですね‥‥「○○の前の回転寿司にはもう行かない」とか。

一同:
あはははは!

古市:
なんか食べ物のこと多いなぁ。「昼マック。クォーターパウンダー昼飯」。「俺、クォーターパウンダーとナゲットっていう組み合わせがいいと思う」だって。

森内:
それはトゥーマッチなんじゃない(笑)?

古市:
まえに、クォーターパウンダーとフィレオフィッシュの組み合わせを注文したらちょっと多かったんだよね。

森内:
そりゃ、多いよ!

古市:
あ、こっちのこのページ、この日はインフルエンザにかかった日だ。「朝昼晩、ヨーグルト、ヨーグルト、ヨーグルト」。

ーー:
インフルエンザにかかってるにも関わらず書いてるなんてスゴイ!



(明日につづきます)

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いかがでしたでしょうか。おふたりの「ほぼ日手帳」の楽しみながら使おうという意欲が十二分に伝わったと思います。さて、おふたりのお話はまだまだ終わりません。明日に続きます。お楽しみに!

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 2009/04/05(日) 
 2009/05/10(日) 
 2009/06/07(日) 
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古市コータローさんと、ザ・コレクターズ、ボーカルの加藤ひさしさんが
森内さんが編集人をつとめるネットラジオVOICE WAVE『池袋交差点24時』という番組を展開中。手帳クラブのテキストだけではわからない古市さんのおもしろトークが満載です。

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