2008.11.30
スペシャルインタビュー
荻野目洋子さん


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ほぼにちわ、です。
「ダンシング・ヒーロー」、「コーヒールンバ」などのヒット曲を歌い、一世を風靡した荻野目洋子さん。現在は芸能活動を行うかたわら、3児の母として子育てに精を出す日々を送っておられます。
そんな荻野目洋子さんもほぼ日手帳ユーザー。家事と育児、そしてお仕事。その3つを手帳とともにじょうずにこなしていらっしゃいました。



「こう使いなさい」っていう押しつけがましさみたいなものがないのがよかったんですよ。

荻野目:
いま、子供が上から6、4、2歳なんですね。上の子はそんなに手がかからないんですけど、下のふたりはもう手のかかるピーク(笑)。

ほぼ日:
それはもう大変さが目に浮かびます。でも、そんな忙しいさなか、まめにブログを更新されてますよね。


荻野目:
もう生活のペースの一部になっている感じですね。携帯電話からだからできるんですよ。あれがもしパソコンからしかできないのであればまったくできないです。もう「だっこだっこ」ってね。やっと夜中に時間ができて「いざ」と思っても、ヘトヘトで見られない状態だったり。だからもっぱら携帯電話ですね。

ほぼ日:
なるほど。じつは読者の方が荻野目さんのブログを見て、「ほぼ日手帳のこと書いてましたよ」って報告をいただいたんですよ。それで、今回取材を申し込んだわけです。


荻野目:
あ、そうなんですね! すごく不思議で、「どうして使ってるのがわかったんだろう?」と思ってました(笑)。

ほぼ日:
タレコミです(笑)。


荻野目:
あははは。でも、もうほぼ日手帳は使い始めて3年になるんですよ。子どものことを書いているんですけど、子どもの成長具合によってどんどん書くことが増えてるんですね。

ほぼ日:
うんうん。


荻野目:
幼稚園に入ったら入ったで、いろいろな行事も始まるし、習いごとも増えたりとどんどんスケジュールが変わってくるのですごく重宝しています。使い始めたのも、上の子の入園準備だとか、下の子のミルクのスケジュール、予防接種だとか絶対に忘れてはいけないことが山積みになってきちゃったのがきっかけですね。私、「あ、忘れてた!」みたいな大ボケをかましちゃうことが多かったんです。

ほぼ日:
それまでは手帳はお持ちじゃなかったんですか?


荻野目;
えぇ、持ってなかったんです。自分で言うのもなんですが、けっこう筆忠実なほうで日記をつけたりとかはしてたんです。だけど、赤ちゃんを育ててるときは赤ちゃんに合わせて動いているので必要なかったんですね。

ほぼ日:
なるほど。お仕事のスケジュールはどうやって管理されてたんですか?


荻野目:
それは事務所で管理してもらってて、「はい、今月のスケジュール」というふうにコピーを渡される感じです。だからスケジュールを書くという習慣もまったくなかったですね。

ほぼ日:
そんななかで、ほぼ日手帳に決めていただけた理由はなんですか?


荻野目:
糸井さんのホームページを見て、あれだけこだわってるなら使いやすそうだなと思って購入したんです。じつはまえに、誕生日のプレゼントである手帳をいただいたんですが、書くことがあまりなくてやめちゃったことがあるんですね。自分のなかで「手帳というものはこうじゃなくちゃダメだ」みたいな先入観があったんです。で、糸井さんのホームページのみなさんの手帳の使いかたを見てたらそんなことぜんぜんないし、空白も多い(笑)。「こう使いなさい」っていう押しつけがましさみたいなものがないのがよかったんですよ。

ほぼ日:
そう言っていただけるとうれしいです。ありがとうございます。



いま、大殺界なんですよ。

荻野目:
これが今年と去年の手帳です。



ほぼ日:
あ、カスタマイズされてますね。


荻野目:
雑誌の切り抜きを入れただけなんですけどね。

ほぼ日:
いやぁ、なんか入れかたがオシャレですよ。


荻野目:
本当はもっと凝ったこともやりたいんですけど、なかなか時間がなくて。今年のはかわいかったので、プリントカバーを選びました。バッグとコーディネートしてあります。



ほぼ日:
うわぁ、なんかすごくプリント・クラシックチェックのカバーがバッグとマッチしてますね。


荻野目:
すごく気に入ってます。

ほぼ日:
では、手帳の中をお見せいただいてもよろしいですか?


荻野目:
あ、はい。どこを見せようかなぁ‥‥。

ほぼ日:
1日ページは子どもの育児日記的な使いかたをしてますね。


荻野目:
予防接種とかそういう子どもの予定とか自分の大きな予定なんかは月間カレンダーのほうに書き込んでますね。

ほぼ日:
(パラパラとめくられるページを見ながら)切り抜き多いですねー。


荻野目:
そうですね。私、雑誌好きなんですよ。だから「あ、このハチミツいいなぁ」とか「あ、このコーディネートいいなぁ」とか気になるものは切って貼っちゃってます。

ほぼ日:
あ、髪の毛のカラーも貼ってありますね。


荻野目:
美容室に持っていって「この色にしてください」という具合です。

ほぼ日:
なるほど、貼っておけば切り抜きをなくす心配もないですしね。


荻野目:
そうなんです。それにほぼ日手帳を使うようになって、なるべくメモをとるようになりました。子どもの懇談会とか物の値段とか。あとはブログに書きたいことを、ネタとして書き留めてますね。ストックというほどでもないんですが、やっぱりその日のことだけだと、ネタに尽きることもあるので(笑)。



ほぼ日:
うんうん。今年の手帳のほうを見ると、やっぱりいま使われている感じがします。ライブ感とでもいいましょうか。あ、テレビのこととかも書いてありますね。


荻野目:
でも、ほとんでテレビを観ないので、観たときに気になったことを書くようにしてます。「はなまるマーケット」の情報とか(笑)。

ほぼ日:
あぁ、たしかに書きたくなる情報ですよね(笑)。このTo Doリストのところに書いてあるのは?


荻野目:
いちおう、やらなくちゃいけないもの、たとえば、お弁当が必要とか、午前保育の日とか午後のお迎えとかを必ず書いておいてます。間違えちゃったりしたこともあったので‥‥。

ほぼ日:
なるほど。でも、ここはいまの荻野目さんの生活を象徴しているようなページですね。



荻野目:
懇談会のこととかいろいろ書いてるのに、一番下の子がラクガキしちゃって‥‥。

ほぼ日:
でも、このページすごくいいですよ。あれ? この月間カレンダーのところに書いてある言葉はなんですか?




荻野目:
あ、コレは、細木数子さんの六星占術開運暦です。私、占いとかはほとんど見ないんですけど、あの方の統計学みたいなものは参考にしてるんです。というのも、やっぱり人間だから、サイクルというものが必ずあるんじゃないかなと思ってます。経済なんかまさにそうじゃないですか。だから縛られないにしても、参考にはしようと思って手帳のほうに書き込んでいます。というのも、いま‥‥。

ほぼ日:
いま‥‥?


荻野目:
‥‥大殺界なんですよ。だから、自分ひとりの身体じゃないし、ボーッとしてて落とし穴にはまるようなこともイヤだから、うまく乗り切りたいという思いで書き込みました。気休めですけどね。せっかく本を読んでも忘れちゃうんですよ。

ほぼ日:
たしかにこういう本は忘れちゃいますからね。


荻野目:
しかも12月は、最悪の事態が予想される月なんです。「人を頼らず、危険に踏み入れない」(笑)。

ほぼ日:
い、いまのところは大丈夫なんですか?


荻野目:
そうですね、いまのところは変なことはなかったです。スゴイ気をつけているからなのか、なんなのかわからないんですけどね。


▲ 「子育ての合間を縫って、ピアノ教室に通ってるんです」と荻野目さん。お子さんと同じ教室に通っているとか。

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3人のお子さんの子育てをしながらも、芸能活動を続けていらっしゃる荻野目さんはすごいバイタリティに溢れている方でした。ピアノだけでなく、ウクレレも習っているとか。そんな精力的に活動するためのアイテムとして手帳をじょうずに使っている感じがしました。

荻野目さんのブログに愛用のほぼ日手帳が出てくるかもしれませんよ。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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