じぶんへの戒めとして、書いておく(笑)
・いまの親たち、先生たちはちがうのかもしれないが、ぼくの世代や、もうちょっと下の世代くらいまでは、大人たちから「いい気になるな」「慢心するな」、「簡単なことなどひとつもない」「努力が足りない」、「甘く見るんじゃない」というような警戒のことばを、ひっきりなしに言われてきたものだ。いつでも、じぶんを甘やかさない戒めのことばに首まで浸かってきたものだから、やがては、自ら「いい気になるな」と思うクセがついてしまった。
なにかをやろうとすると「難しいぞ」と眉間にシワを寄せ、うまく行ってるときでも「なめたらコケるぞ」と諭す。これは世間に対して言ってることではない、じぶんのなかにそういう成分がたぷたぷにあるのだ。ぼくは、そういう育てられ方をしたし、そう生きてきた。
ただ、それだとなんにもできないし、じぶんが他の人のやることに対して、なにかと脅かしたり戒めたりする人間になりたくなかったので、「世の中甘いか酸っぱいか、舐めて見なくちゃわからない」などと軽口を叩いて見せたりもしながら生きてきた。
抜かりはないか、なにか陥し穴はないか、それを冷静に探すことは、賢そうに見えるものだから、わりと、みんながそれをやりたがったりもする。それに、失敗したとき「ほら見たことか」と言われるのが、だれでも怖いから、利口な人はチェック係になりたがる。だけど、そこにばかり人数がいてもしょうがないのだ。何度も言うけど、ぼくも、そっちの人数になりやすいのだ。
そうじゃない! 難しいと思えることも、やればできることと裏表の同じものだったりする。なめちゃいけないけれど、怖がっていてもはじまらない。眉間にシワを寄せてやることも、笑いながらでもできる。なんだか、あらためて、そういうことを書いておくよ。
◆今日の質問no.093「いい気になったことありますか?」思い出して。よろしければメールで送ってくださいませ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。石橋を叩きすぎて壊して、しかたなくお濠を泳いで渡る男‥‥。