なんか、それが僕の目標みたいなものなので、それが達成できれば、いちおう、僕は満足、みたいなところはあります。
あとは、あのー、この『わが家の歴史』という8時間のドラマをつくって、僕はテレビドラマが好きなんだな、っていうことを再確認しましたね。
[糸井]
ああ、そうですか。
[三谷]
はい。映画も好きだし、舞台も大好きなんだけども、なにかひとつだけやれって言われたらたぶん、僕はテレビドラマを選ぶんじゃないかなぁ。
[糸井]
興味深いですね。
[三谷]
やっぱり、なんていうかな、これくらいの時間がなきゃいけないというか。
今回、8時間でも短いぐらいなんですけど、こういう連続した物語っていうのを丁寧に紡いでいけるのは、テレビドラマしかないんじゃないかっていう気がするんです。
[糸井]
うん、うん。
[三谷]
だから、テレビドラマそのものが持つ力みたいなものも再確認しましたし、そこに大きな可能性も感じましたし。
僕にとってすごい久々のテレビドラマだったんですけども、もし機会があれば、やっぱり、ドラマ、やりたいなと思いましたね。
[糸井]
いや、それは、なんていうか、いいですね。制作後の感想として。
[三谷]
映画の宣伝の時は、まったく別のことを言うと思いますけど。
[糸井]
プロデューサー的にはなにかありますか?
[重岡]
いえ、もう、多くの方に受け入れてもらえるようにと願うばかりで。
[糸井]
なんか、現場で激しく苦労した話とか、あれば最後にどうぞ。
[重岡]
いえ、まぁ、そんなには。
あの、現場としておもしろかったのは、この『わが家の歴史』って、ふだんは主役をやってらっしゃる方がたくさん出てらっしゃるじゃないですか。
[糸井]
ものすごい顔ぶれですよね。
うちのスタッフは発表されたキャストだけでけっこう盛り上がってましたよ。
[重岡]
ありがとうございます。
で、役者のみなさんは、ふだん、主役クラスを演じてらっしゃいますから、撮影現場では、だいたい出ずっぱりで、待ち時間なんてほとんどないんです。
それがこのドラマでは、意外にヒマで(笑)。
[糸井]
(笑)
[重岡]
そういう豪華な人たちが、待ち時間に仲よくおしゃべりしているのが、現場としてはとてもおもしろかったです。
まぁ、苦労はいろいろありましたが、終わってしまえば‥‥。
[三谷]
誰かを殴ったとか、そういうのはないんですか。
[重岡]
今回は大丈夫でした。
殴ってないです!
[糸井]
それはよかった。
[三谷]
うん、よかったです。
[一同]
(笑)
(最後まで読んでいただき、 ありがとうございました!)
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