で、自分が納得できないと最後は相手をなぐるんです。
カバンとかで。

[一同]
(笑)

[糸井]
‥‥なぐるんですか?

[重岡]
ま、そのほうが、解決策として早いですから。

[一同]
(笑)

[糸井]
はーー、そうですか。
なかなか、そういったタイプの解決策を用いる方には見えませんけれども。

[三谷]
そうでしょう?

[重岡]
えー、私の話はどうでもいいんで、もうそろそろ本題に‥‥。

[一同]
(笑)

[糸井]
あの、なんていいますか、誰かをなぐる女性というのは、それこそテレビや映画のなかにしか出てこないですよね?

[三谷]
そうですよね。
僕も、現実にいるとは思わなかった。



[一同]
(笑)

[糸井]
その、凶器といいますか、武器のハンドバッグみたいなものは、いつもお持ちなんですか?
なぐるときにはこれで、というような。

[重岡]
いえ、そういうわけではなく、
「たまたま持ってるなにか」を使います。

[糸井]
ははぁ、「たまたま持ってるなにか」で。

[重岡]
それは、バッグのときもありますし、携帯電話のときもありますし‥‥。

[三谷]
携帯電話のときは、こう、投げつけたんですよ。

[糸井]
投げつけましたか。
そういったときは、なにか声を発したりするわけですか?

[重岡]
声といいますと?

[糸井]
いわゆる「このやろう」みたいな。

[重岡]
いえ、あの、どちらかというと、すごく冷静にやりますので。

[糸井]
ははぁ!

[一同]
(笑)

[重岡]
ですから、周囲からすると、かえって不気味に感じられるようです。

[糸井]
なるほど(笑)。

[三谷]
というときにですね、やっぱり、神様はすごいなと思うのは、彼女にバッグや携帯電話は与えたけれども殺傷するだけの力は与えなかったということなんです。



[一同]
(笑)

[糸井]
ああーーーー、ああ、そうですね。

[三谷]
両方が与えられてたら、大変なことになります。

[糸井]
危険ですねぇ。

[重岡]
たまたま包丁を持ったりしてなくてよかったなぁ、とは思います。

[三谷]
ほんとに、そこに包丁があったら、という状況が何度もあるそうです。

[糸井]
あの、この話のもっとも奥深いところは、それが複数回であるということですね。

[三谷]
そう、そうなんです。

[一同]
(笑)

[重岡]
あの、私の話はもういいですから‥‥。



(つづきます)


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