[糸井]
いいですね。
[梅田]
ぼくは、アメリカへ行ってから、日本で休暇を過ごすことって、いままで一回もなかったんですよ。
ところが今度1週間、将棋のタイトル戦の観戦に行くんです。
ついでに、観戦しながらリアルタイムで書くネット観戦記なんかも引き受けちゃったりして。
しかも、その観戦記を書く準備を、朝から晩まで何日もかけてやってしまったり‥‥。
[岩田]
休暇じゃないじゃないですか(笑)。
[梅田]
そうなんですけど(笑)。
少しずつそういうことを繰り返しながら、なにも考えずにフラッと遊びに行けるような自分になりたいなと。
だから、いちばん最初に、
「時間」について話したときに、自分にとって意味のある、
「いい時間」を過ごしたいと言ったのはそういうこともあったんです。
[糸井]
なるほど。よくわかりました。
きっと、遊べるようになりますよ。
梅田さん、真面目だから。
[岩田]
(笑)
[梅田]
でも、糸井さんも、真面目ですよね、やっぱり。
[糸井]
そうなんです。
[梅田]
なんか、非常にシンパシーを感じるんです(笑)。
[糸井]
いまの梅田さんの話の延長線上に、ぼくも十年生きてるんです。
[岩田]
ありがとうございました。
おふたりの、これからの方向性が垣間見られてよかったです。
[糸井]
いや、今日は、おもしろかったです。
この3人でこうして、しゃべれてよかった。
[梅田]
いえいえ、こちらこそ。
[岩田]
仲介者としてまったく心配はしてませんでしたけど、おもしろかったです。
どうも、ありがとうございました。
[糸井]
ありがとうございました。
(岩田さんと梅田さんと糸井の鼎談は今回でおしまいです。お読みいただき、どうもありがとうございました)
〜後日談〜
この対談の収録後
(対談は2008年5月26日に行われました)、梅田さんは実際に棋聖戦、竜王戦を観戦し、たいへんなボリュームの観戦記をリアルタイムで執筆。
大きな評判を呼び、その観戦記をもとにした本を来春、出版する予定だとのことです。
梅田さん、ぜんぜん、「遊んでない」ですね‥‥。
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