ミロコマチコさんと奄美大島

2019年に東京から奄美大島に移住された画家・絵本作家のミロコマチコさんが、その暮らしをエッセイ、イラスト、写真で綴った新刊『島まみれ帳』(ブロンズ新社)が刊行されました。

三國万里子さんとさんとMiknitsの取材でミロコさんの奄美大島のアトリエをおとずれたのは2021年のこと。
「地球のすべてに感動する」
「島人の生き方を尊敬している」
というミロコさんの教え通り、とても力強い場所でした。
あらがえない自然と共生し感覚を研ぎ澄ませながら生きるという、エネルギーが充満している土地で、わたしも一瞬で大好きになりました。

『島まみれ帳』を読んでいると、惹かれる理由がわかった気がしました。
ミロコさんの目を通して見えてくる、奄美大島の不思議で力強いなにか。
魔法的ともいえるような美しい瞬間があり、だけれどそこには奄美の人のたしかな暮らしが存在していて、“ワンダー”に溢れた毎日がたっぷりと綴られています。

猫との日々も愛おしくて大好きなのですが、やっぱり惹かれるのは島人とのエピソードです。
“島にはただ大きな自然があるのみで余白が多い。
マニュアルなどもちろんなく、どう生きるか、自分の感覚に委ねられる。
自然の動きに合わせて、島人たちは生き生きと暮らしていた”まえがきの一文を読書中、何度も思い出しました。

自然や生き物とのお話も魅力的です。
取材前に、奄美大島に移り住んで感じていることを聞いた際に、
「地球のすべてに感動して、世界はきれいだなあって思うことが増えました」
とおっしゃっていました。
どんな風に、ミロコさんの目には、自然や生き物が映っているんだろうと気になっていたので、スイスイと楽しく読めてしまいました。

とくべつに、大好きな『猫たちの引っ越し』をお借りしたので試し読みに、どうぞ。
長いお休み明け、まだまだ休み気分が抜けない方も癒やされる一冊だと思いますので、ぜひ!

『島まみれ帳』
ミロコマチコ
(ブロンズ新社)
定価:1,870円

2025/08/19 10:17

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