サイエンスライターの 柔らかい解説

科学にまつわる話は、記号や数式が出てくることもあるし、日常生活との直接的なかかわりがないような気がして、ちょっと取っ付きにくく感じます。
でも、噛み砕いて説明してくれる橋渡し役がいると、ぐっと刺激的な話になります。

たくさんの科学本を翻訳し、日本サイエンスコミュニケーション協会会長でもあるサイエンスライターの
渡辺政隆さんもそんな橋渡しの一人。
近著『科学の歳時記 どんぐりから宇宙へ』も身近な話題から生き物の歴史へ興味が広がる好エッセイです。

なかでも私がいちばん驚いたのが、
「聞く耳を持つ花」の話。

待宵草、月見草としても知られるマツヨイグサの生き残り戦略が書いてあるのですが、イスラエルの海岸に咲くマツヨイグサの一種は、受粉してくれるハチやスズメガの羽音がすると、それまで12~17%だった蜜の糖分濃度を3分以内に20%まで高めて虫を呼び寄せるのだそうです。
羽音の低周波音に対してだけ、この反応を見せるというのです。
驚きませんか?
まるで花に耳があるみたいです。

ダーウィンの『種の起源』新訳を手掛けた翻訳者でもある渡辺さんの授業
ほぼ日の學校アプリで再配信です。
チャールズ・ダーウィンのすごさとは何か? 渡辺さんの語りで聞いてください。

2022/12/14 11:03

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