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早稲田大学で明日から
松岡和子さんの特別展 早稲田大学の演劇博物館で、 翻訳家・松岡和子さんのお仕事をめぐる 特別展が開かれます(入場無料)。 会期は明日10月1日から来年1月22日まで。 題して、「Words, words, words.松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」。 日本人女性として初めてシェイクスピア37戯曲を完訳する偉業をなしとげた松岡さんが、シェイクスピアの「ことば」と格闘してきた軌跡を、直筆翻訳ノートや原稿、上演台本などを通してたどるかつてない展示です。 その準備風景をのぞいてきました。 まだ詳しくは書けませんが、貴重な資料や写真に加えて、松岡さんのあたたかい手書き文字が素敵に映し出される演出もあるようです。 そして、いま制作中の特別展ブックレットのデザインは名久井直子さんによるものだそうです。 これも見逃せません。 早大助教の石渕理恵子さんは、シェイクスピアの時代の女性作家が社会のルールに反してでも表現を求めたことを博士論文のテーマに選んだ縁もあり、シェイクスピア作品の完訳を果たした尊敬する先輩である松岡さんの特別展を企画したそうです。 演劇博物館学芸員で歌人でもある佐久間慧さんは、翻訳をテーマにした展示自体が珍しいうえに、今回は特にビジュアルに趣向を凝らして松岡さんの「ことばの世界」に入り込める工夫をしたと話していらっしゃいました。 そのことば通り、かっこいい空間が出来上がりつつありました。 同期間、演劇博物館では、企画展「村上春樹 映画の旅」も開催となります。秋の一日、あわせてご覧になってはいかがでしょう。 2022/09/30 13:00 |
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