西田くんのパンツ

が、ふだん穿かないような鮮やかなピンクのパンツを着用していました。


「じつは最近、モテるモテないというあたりのリビドー関係について、どうでもよくなってきた、ということをに伝えたら、そんなことじゃダメだ、派手なパンツを穿け、というアドバイスをもらったんです」

なるほど。

「だからぼくはその場で注文しました。
それがこのピンクのパンツです」

いいじゃん。

「でもね、ぼくはいまになって、ちょっと思ってることがあるんです」

なに。

「社長の言うパンツって‥‥つまり‥‥下着のことだったんじゃないかと」

あ。
あ、絶対そうだ。

「まちがえちゃったかな」

きっとまちがえちゃったね。
鮮やかな下着を身につけると運気があがるっていうでしょう。

部屋の奥でこの会話を聞いていた人たちからも爆笑が起こっていました。

まちがえちゃったかもしれないけど、いつもとちがうようなことをするのは、新鮮な気持ちになってとてもいいと思いました。

2020/12/08 18:10

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