橋本治さん写真展 雰囲気だけでも(2)

TOBICHI 2 の2階は
「あの日の橋本くん」のコーナー。
1978年から1999年の間におおくぼさんが折に触れて撮影していた橋本治さんの楽しい写真が並びます。
(最後の撮影となった2008年の写真は写真集には入っていますが、写真展には並んでいません)

単行本『桃尻娘』の著者近影にも使われた衝撃の1枚からはじまって、杉並区のご実家2階の当時の自室で撮影した親密な1枚、牛乳屋さんだったご実家前でおばあさまといっしょに収まった1枚、真夏に手編みのセーターを着たものをはじめ、仲井戸麗市さんが“ドライバー”をつとめて3人でわいわいと演出しながら撮影した一連の作品など、貴重な写真が並びます。

最後の壁は、『写真集 窯変源氏』の著者近影用に撮影した1993年の写真、代々木の事務所でくつろぐ橋本さん
(これは、おおくぼさんも妹さんも
「橋本さんらしい」とおっしゃる1枚)、そして、小説『女賊』の舞台化のとき、ポスター撮りとあわせて撮影された1999年のポートレイト。

来場くださった方々は、本棚の背表紙を読んだり、橋本さんの背後に並ぶビデオパッケージに目をこらしたり、写っている手編みのセーターの柄に見入ったり、さまざまな楽しみ方で橋本さんの姿を味わっていらっしゃいました。
たくさんの方が、橋本さんと対話するように一枚一枚ゆっくりと足を止めて見つめていかれます。

いまこそ、橋本治さんの考えを聞いてみたかった――そんな声もたくさん聞かれました。

本日午後7時まで開いています。

2020/06/21 08:34

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