祖父江慎さんのコズフィッシュにいます

さきほどの投稿にひきつづき、祖父江慎さんと藤井遥さんを前に、コズフィッシュで打ち合わせをしているスガノです。

いまから作る本はタイトルが決まっていません。
ですので作者の先生にこれからつけてもらわなくてはならない。

ところでみなさん、夏目漱石の「こころ」というお話、ほんとうのタイトルは「先生の遺書」だったってご存知でしたか?
私は知りませんでした。
「こころ」というタイトルに惹かれて小学生で読んで、
「なんじゃこら、イメージがタイトルとぜんぜんちがうやないかーい」
と髪の毛が抜けそうにショックだったのを思い出しました。
あの頃の私に教えてあげたいです。

でも、いまつくっているのは漱石先生の本ではありません。
別の、大好きなあの先生の本です。

その造本プランが複雑すぎて、一所懸命メモを取ってる姿を祖父江さんが写真に撮ってくれました。
そして、ものすご分厚い見本を何冊も持って帰らそうとしました。

「あとでよく分かるように、本の仕様とコンセプトを書いておいてあげるから」
といって、私のノートに記入してくださったメモが、とんでもないことになっていました。

本の姿が具体的に顔を出しはじめた今日、私の心が早くもぐちゃぐちゃです。
「こころ」を読んだあのときの私状態です。
日もとっぷり暮れた帰路、フラフラとしています。
この本を引き受けてくれる印刷会社さん‥‥が、この世にあるのだろうか。
私しゃ、本当にタイムスリップしてしまったのです。

製作日記、またいつかにつづきます。

#この本のこと-2

2019/11/29 19:56

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