「旅人と酌まむ」の巻

平安時代の和歌の名手36人を指す36歌仙にちなみ、参加者全員で36の歌を詠みついでいく連歌(れんが)のひとつの形、歌仙。

ほぼ日の学校・万葉集講座第8回の今夜は、永田和宏さんを「さばき手」として、99人の受講生みんなで歌仙を巻きました。
(連歌を詠むことを
「巻く」と言うそうです)

受講生のみなさんの大半は、歌仙を巻くのは人生初体験です。
「え〜、どうするの〜」という不安の声もありましたが、はじめてみると、みなさんの熱気と勢いは大変なものでした。

最初の句、発句(ほっく)は永田さんから。
前回授業で、新元号の引用元となった万葉集の「梅花の歌」をとりあげられたことを踏まえて、この一句から歌は起ち上がりました。

梅見酒 旅人と酌まむ 令和かな

永田さんの指導を受けながら、ふたつの班が同じ発句を受けてまったく違うストーリーを詠みついでいきます。
その結果できたのが次のふたつ。

梅見酒 旅人と酌まむ 令和かな 玄海の風に襟立て朝帰り唇に花びら触れて宵の風 スカート揺らし 川面も揺れる満月に行方不明のネコ探す 巡り巡って萩生ふる墓場甘みよき 柿ようかんを つまみ食い 昨日のこともかみしめている味わいをまたずにきえる思いでは インスタだけに残しておこう記憶ではもう少しだけ細いはず 何度かわすれたダイエット計画

梅見酒 旅人と酌まむ 令和かな あっと云う間に 霞もおぼろかすれゆく あけぼのの夢 床で追う うさぎが招く ティーパーティ夜の風 月光聞こゆ リフレイン 秋のつまみは焼いた棒だらぎんなんの 爆発音で タヌキにげ 驚くふりして 胸にとびこむ同棲のされど原稿料わずか イチローにわく東京ドーム立ち上がる 白樺薫る サウナ室 倒産の日の日記を付ける

時間の制約もあり、できたのはここまででしたが、みなさん、いつまででも詠んでいけると思うほど、熱気が冷めることはありませんでした。

詳しくは「学校ニュース」をお読みください。

2019/04/17 22:54

前へ 次へ
日付を指定して見る
感想を送る
友だちに教える
ほぼ日のTOPへ戻る