東京郊外に 万葉の古道

ほぼ日の学校「万葉集講座」のため、長編漫画『天上の虹』作者の
里中満智子さんお話をうかがってから、東京近郊で万葉集の気分を味わえる場所はないかと探していました。
東京の西、多摩ニュータウンにみつけました!
万葉集で「多摩の横山」と詠まれた多摩丘陵の尾根筋に、
「よこやまの道」という散策路があるのです。

ここは、飛鳥時代後半から平安時代初期にかけて、都と東国を結んでいた「古代東海道」の一部なのだそうです。

京王線・若葉台駅から15分ほど坂道をのぼった先の丘の上広場を起点に、40分ほど尾根道を歩くと、
「防人(さきもり)見返りの峠」と名付けられた高台に出ます。
遠く北九州で兵役につかされた防人たちが、二度と故郷には戻れまいと思いながら、名残を惜しんだ姿に思いをはせて名付けられたようです。

近くには、万葉集におさめられた宇遅部黒女(うぢべのくろめ)の歌碑もありました。

赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山徒歩ゆか遣らむ

馬を山に放してしまって捕まえられないので、夫に多摩の横山を歩かせてしまうのだろうか、と防人となる夫の身を案ずる妻の歌だそうです。

ちなみに、来月、この古道でが
「緑と道の美術展」開かれるそうです。
紅葉の中のアート、きっときれいでしょうね。

2018/10/16 11:10

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