古典のことばと 若き俳優さんたち

12月22日の「ほぼ日の学校」
スペシャル「ごくごくのむ古典」で、パフォーマンスを見せてくださるシアターカンパニー・カクシンハンの若き俳優さんたちが練習にいらっしゃいました。

舞台の練習なので、歩き回ったり、声を出したり‥‥なのかと思っていたら、かなり長い時間座ったまま。

何をしているのか、こっそり耳をすましてみると、初日の今日は頭と心の準備体操。

古典とは何か。
古典のことばを伝えるとはどういうことか。
そういったことを静かに議論していたのでした。

みなさんそれぞれに、この日のために「好きなことば」
を選んできてくれていました。

その中からいくつか。

人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない 。(アダム・スミス)

言葉とは、尽きることのない魔法の源じゃ。
(ダンブルドア)

嫉妬は愛の王国の暴君である。
(セルバンテス『ドン・キホーテ』より秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず。(世阿弥)

金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の丘に
(与謝野晶子)

それぞれに味わい深いですね。

2017/12/07 18:32

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