たなかまくんの席が傘置き場になっていることについて

なぜ、たなかまくんの席が傘置き場になっているのかというと‥‥。


「すみません、まずこの手前の透明の傘2本は、ぼくのです」

最近雨がつづくもんね。
私たちの部屋には傘立てがなく、自分で管理することになっています。

「ところが、この2本をここに置いてたら、ある日から、この緑の傘が増えたんです」

これは、見た感じでぜったいたなかまくんが持たなそうな傘だよね。
なぜに、あなたの机に?

「そうなんですよ。
なにかが増えたけど、それがいったいどういうことか、しばらくわからなかったんです。
ところがぼくは、見てしまいました。
出勤してきて、当然のようにここに傘をかけるMさんの姿を」

ああ、Mさんなら、やる。
合理効率が好きだもの。
たなかまくんの席、出口に近いから帰りも忘れることなく傘を手にできます。

「同じものが置いてあるところ、そこには同じものが増えていく」

そのとおり、その法則です。
私もこれからここに傘を置くことにしようかな。

「やめてー」

2017/10/20 17:50

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