主張のない服

さきほど、が隣のに話しかけていました。


「質問があるんですけど、 そういう、主張のない服を買うときって どういう気分で買うんですか?」

「え‥‥?」

(突然、主張のない服、と言われ、自分の服をまじまじと見つめる。)

なんかおもしろい、と思って私も聞くことにしました。


「え、じゃあマツザキくんはどういう気分で きょうの、その服を買ったの?」


「ぼくは、バック・トゥ・ザ・フューチャーの 30周年おめでとう、という思いと、 この絵を描いている人たちが好き、 という気持ちでこれを買いました」

(←急に混ざる私)
「ははあ。なるほど」


「そういうことでいうと、 ぼくは、このTシャツを、 『何にも属してない』ということを 積極的に思いながら、着てますね。
 このまえ、Miitomoでも 似たような質問をされて、 『ぼくにはファッションに関する 主張がありません、 という主張があります』と答えました。
 それがあらわれているのが、 つまり、この服です」

はー、なるほど。
おもしろいです。

その後、男子ふたりは、服とか持ち物とかについてえんえん語っていましたが、私は途中で飽きてしまったので、この話の続きがどうなったのかわかりません。

2016/07/06 19:04

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