つながりながら動く(3月31日)

・じょじょに、宮城や福島などの方々から、「ほぼ日」にメールが届くようになりました。さらっと記されていることの重みに、どんなことばを返せばいいの、わかりません。

そんななかに、まるで、ぼくらを励ますように「私たちは、希望が欲しいのです。涙ではなく、私たちを思うなら笑顔を」と書いてあったりもします。その通りにしようと思います。

ほんとうは、そこの、その場にいる人でないと、わかるわけがないことばかりなのです。わかったようなつもりにならずに、敬意だけは失わないようにして、じぶんの気持ちを自然に出すようにします。あらゆることばを発するのが、怖くなったり、よくない意味での影響ばかり気にするようになったり、ぼくみたいな鈍感なものですら、軽く病んでいるのが、わかります。
 
・昨日と一昨日は、「ほぼ日」の「棚卸し」の日でした。年度末で、予定がそうなっていたので、そのまま「棚卸し」ということになったわけです。いいなぁ、と思いました、「棚卸し」ということば。仕事してるような気がするじゃないですか。倉庫があって、人が行って、数えて、記録して‥‥。遊園地や温泉にいるみたいな楽しさじゃないけれど、なんだか「棚卸し」している楽しさってありますよね。
 ぼくら、ひとりずつフリーの仕事じゃなくて、会社という集団のかたちで仕事をしていることで、しみじみ助けられています。考え込むんじゃなくて、「つながりながら動く」ことが、チームの仕事ではとても大事になります。もし、いま、ぼくが昔のようにフリーでやっていたら、できもしないことや、考えてもわからないことを、ずっと何週間も考え続けていたかもしれません。「棚卸し」とかね、とても具体的な仕事があって、ほんとによかったなぁと思っています。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。今年の明日は、久々に、ウソでもついてみようかなぁ。
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