怖いものの順番(3月19日)
長くなってしまいましたが、ぼくは原発の事故への怖さについては、はなはだあいまいな、のらりくらりとした身のかわしで対処しています。じぶんが青年だったころに、大人たちを見ていて、「なんだかなぁ‥‥」と残念に思っていた「しょうがないじゃないか」という態度です。こののらりくらりの状態を、少しでも「怖くない」に変えたくて、よく読んでいる人の発言やツイートを紹介しておきます。
・福島原発の放射能を理解する(物理と工学からの見地)Ben Monreal教授 カリフォルニア大学サンタバーバラ校
http://ribf.riken.jp/~koji/monreal.pdf
(PC版)
ツイッターでは、この人のツイートを知ったのは、うれしかった。
・早野龍五さん
http://twitter.com/hayano
(PC、ケイタイ共通)
スカッとする。正直な人だと思っています。
・伊東乾さん
http://twitter.com/itokenstein
(PC、ケイタイ共通)
個性がしっかり匂ってくる。法学者なんです。
・玉井克哉さん
http://twitter.com/tamai1961
(PC、ケイタイ共通)
ゆっくりペースですが。
・東大病院放射線治療チーム
http://twitter.com/team_nakagawa
(PC、ケイタイ共通)
街の人の感覚をもって発言していると思う。
・佐々木俊尚さん
http://twitter.com/sasakitoshinao
(PC、ケイタイ共通)
今後、読みたいと期待しているのがこの人。
・武田徹さん
http://twitter.com/takedatoru
(PC、ケイタイ共通)
この反対の立場の人たちも紹介しないと不公平だと思われますか?それは‥‥ご自分で探してください。いくらでもありますから。そちらを読むのも、その意見に従うのも自由です。「あらゆる判断は、尊い」です。でも、その暗さに、人びとを巻き込まないでね。ぼくは、右往左往ではなく、「右往する」と決めているので。
ここまで読むと、ぼくの怖さの感覚が、なんとなくわかってきたのではないでしょうか。この先に、まだ、よくよく探せば、
●生活スタイルが変わってしまうのが怖い。
●さまざまな価値あるものを失いそうで怖い。
●仕事がなくなってしまうのではないかと怖い。
●人や動物と別れ別れになりそうで怖い。
などなど、いろいろ、ちょっとずつ、さまざまな音色で、耳のなかで鳴ってくれているのではないでしょうか。そのへんについては、あとで考えることにしましょうよ。そのうえで、ぼくがもうひとつ、怖いものだなぁと思っているのは、人間。
●人びとが憲兵のようになっている怖さ。
監視しあい、注意をうながし、告発し、ときには私刑まで引き受ける。たぶん、戦争のときの社会も、そんなふうだったのかもしれないと想像します。この怖さについては、ぼくの一生を賭けるようなテーマですので、ここで一度書くということではなく、ずっと続けて行っていきたいと思っています。
イエス・キリストが、唯一、怒った相手が、「律法学者」や「パリサイ人」だったということ。親鸞さんが残した最大の記録が、「歎異抄」、異を歎くというタイトルだったこと。ほんとうに、切ないものです。人間をいちばん苦しめるのは、実は、人の自由を奪う人びとではないかと思っています。
長くなってしまいました。どたばたしながら、とぎれとぎれに書いたので、なんだか読みにくかったりしたら、ごめんなさい。「しょうがないんじゃない?」というようなことで、寛容にお許しください。
NO GINGER!
(2011年3月19日 11:30更新)
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