「いや‥‥ちょっとありえないことがいま‥‥」
[糸井]
はははは。
[黒柳]
うちのAIBOは、みんなが来て怖かったんでしょう、しっぽを足のあいだに入れたんです。
大槻さんは
「それは機械的に言って、できないはずです。
いくら黒柳さんがかわいがっても」
とおっしゃってました。
[糸井]
おかしいなぁ(笑)。
そのように作ってないんだからね。
[黒柳]
ピンクが好きなはずなのにぜんぜん喜ばないし、AIBOのセットについているピンクのボールは好きだとロボットだから決まってるのに、絶対好きにならないの。
[糸井]
はははは。
[黒柳]
ロボットは、何十回でもおなじことをやらないといけないらしいんですけど、うちのは2回ぐらいやると飽きちゃってねぇ。
[糸井]
へえぇ。
[黒柳]
後ろの足で耳のうしろを掻くのがかわいくて、それで買ったんですけど2回ぐらいやるとね、タッタラーなんていって、両手、‥‥前足? 横に広げて別のことをやるの。
作った人の思惑じゃないところで活動してるのよ。
[糸井]
さっきのパンダ
の話に似てますね。
[黒柳]
うん、うんうん。
そうですね、ときどき思い出します、ウェイウェイのこと。
[糸井]
ウェイウェイも、森繁さんとも、通じるところがありますね。
[黒柳]
そういえばそうね。
自分でやると決めたら最後までそうやってた。
楽しみながらね。
[糸井]
これは時間がいくらあっても足りないや(笑)。
[黒柳]
じゃあ、このへんで失礼して。
どうも、ありがとう。
[糸井]
終わりにしましょう。
ありがとうございました。
[黒柳]
じゃあね、みなさん、失礼します。
ブイヨン、バイバイ!
[観客]
ありがとうございました(大拍手)!!
(ご愛読ありがとうございました。)
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