[糸井]
うん、うん(笑)。
[黒柳]
最終的には、おしりをちゃんと入れて、スーーーーッと滑る。
そうしたら、「成功」で、それ以上はやりません。
[糸井]
ほう。
[黒柳]
すごいでしょ?
それを見たときにね、ああ、このウェイウェイは、やらされてるんじゃない、好きでやってるんだ、って思いました。
[糸井]
うーん、すごいなぁ。
[黒柳]
最後には、ラッパみたいなものを持って、
「プーッ」とかいいながら、犬が引っ張った車に乗って出てきます。
まぁ、ラッパの音は、偽物なんですけどね。
[糸井]
うん(笑)。
[黒柳]
そのときは、べつにぜんぜん愛想もなくスッと引っ込んで行きます。
[糸井]
それはもう、
「オレはオレでやってるから」
ってことですね。
[黒柳]
そう。
あのパンダの引っ込みを見たときにね、わたしも、舞台だか番組だかに出て最後にずるずるするの、やめようと思いました。
[糸井]
はははは。
[黒柳]
「パンダを見よ」と。
[糸井]
サッとね。
[黒柳]
そう、サッと。
なんの未練もなく。
[観客]
(笑)
[黒柳]
どんなに拍手があっても手を上げたりいろんなことしたりしないで、プーッとやりながら、去っていくことにしました。
[糸井]
ははははは。
(つづきます!)
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