たしかに。

[黒柳]
でも、考えても考えても、回答者の中で、いちばん間違ってるんです。
司会の草野仁さんがね、
「黒柳さん、最初から三択を イヤだと思ってるでしょう。
 イヤだと思ってるから、ダメなんです。
 だから、いいなぁ、好きだぁ、って 思ったらどうですか」
って言うんです。
だから、思ってもみたの、三択が「好きだぁ」って。

[一同]
(笑)

[黒柳]
もしかしたら、わたしは人が作った3つの答えに自分をあてはめようということが嫌なんだろうな、と思うんです。
でも、どうして正しくあたらないのかな。
あれこれ考えて
「考えすぎじゃない?」
と、みんなに言われるんだけど、考えすぎなんてこと、世の中にないんですからね。
ほんとに考えたらあたるはずなんだから。

[糸井]
問題を作る側からすると、黒柳さんが答えそうなことをまず考えて、それを×にするように作ればいいんですよね。

[黒柳]
そうなの、そうなの!
必ず、わたしが、これを選ぶだろういうことを、みんながわかっちゃったのね。
また、それをわたしがね、ご丁寧に
「それ」って言っちゃうの。

[糸井]
ちゃんとね(笑)。

[黒柳]
そうしたら、みんなが裏で喜ぶの。
「世界ふしぎ発見!」の問題は、答えを教えてもらってるんでしょ、ってよく言われるんだけど、とんでもない。
それどころが、スタッフのみんなは、わたしにあてさせたくなくて、燃えてやってるわけです。
だって、パーフェクトが出たりすると、その回の担当ディレクターが
「わわわー」ってみんなに言われるからね。
すごく悔しいわけでしょう。
だから、もう、上手に三択を作って(笑)。


(三択が苦手な黒柳さん。
 どうしてなのか追求しつつ、 次回につづきます!)


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