[糸井]
でも、そういうことはさ、例えば、さくらももこもやってたわけじゃない?
部屋の中で百恵ちゃんになったりとか。
で、あの人は、それがマンガになったわけじゃない。
まさか、ほんとにやる仕事になるっていう人は、いない、でしょ。

[清水]
みんな高校に入って、年頃になって、モノマネやらなくなったのね。
ちょっときれいになったりするから。
それで、みっちゃんだけ、っていうのがあって。
‥‥わたしいまだに、国民が一斉に、
「じつは、みんなモノマネができるんだよ!」
っていう、Xデーがやってくるんじゃないか、
「みんなで、だましてたんだよ〜〜」
っていう日が来るんじゃないかっていうのが、ちょっと取れないんです(笑)。

[糸井]
ふふふふ‥‥。

[清水]
そういう日がきても、
「知ってました!」って言おう、って思ってるんですよ。

[一同]
(笑)

[糸井]
誰が言うんだろうね、その発表は。
小渕さんみたいな人が
「平成」みたいに?
「モノマネは、できる」って書いて。

[清水]
悔しい‥‥。
書かなくてもいい。



[糸井]
そういう日が来ても、

[清水]
「知ってました!」

[糸井]
知ってたんですか。

[清水]
うん。
ピンときてました。

[糸井]
伸坊のモノマネと、清水さんのモノマネは、ちがうんですか。
顔マネはおなじ?(*)
*南伸坊さんは、『本人の人々』『歴史上の本人』など、顔マネの書籍を何冊も上梓されています。

[清水]
顔マネは、伸坊さんのほうが、ぜんぜん上だと思う。

[糸井]
上なんですか。
上下があるんですか、あれは?

[清水]
上下があるんです。

[糸井]
ふふふふ。
伸坊は顔マネのほかはやらないし、そもそも似てるか似てないかに、あんまり頓着してないよね。



(つづきまーす)


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