[ボーズ]
ナイキ、プラス!
[星野]
プラスはさすがになかったんですけど(笑)。
[タナカ]
でもさ、何で投げたの?
[浜野]
うん、そうだよ。
[星野]
もうほんとパニックだったんです。
わけわかんなくなっちゃって。
[ボーズ]
「今、ここにあっちゃだめだ!」っていう?
[星野]
そうなんです。
ここでエメラルドを下に落としたら、完全にぼくだと思われる。
ひとまず投げてから考えよう、と。
で、バーンと投げたら、壁にバーンとエメラルドの線ができて。
とりあえずよし、と。
[ボーズ]
よしじゃない、よしじゃない(笑)。
[星野]
とりあえず、よしと思って、トイレに駆け込んだんですけど、もう途方にくれて。
白い短パンもエメラルドで茶色くなっちゃってるし。
どうしようもなくて悩んでたら、個室のドアの上から、友だちが乗り上げてきて、
「こいつエメラルドもらしてる!」
となって、ぼくはその日から、あだ名がエメラルドになりました。
[一同]
あー。
[浜野]
やっぱエメラルドになるんだ。
[ボーズ]
なったんだね。
[タナカ]
みんなさ、一度はエメラルドになってるの?
[ボーズ]
ぼくはなってない。
大人になってから派だもん、30からの、はらよわだから。
[浜野]
ぼくも最近だから。
[タナカ]
あ、そうか。
[星野]
でもぼくもね、その事件から、トイレに行けるようになったんですよ。
[タナカ]
ああ、個性として認めさせたんや。
[星野]
授業中でも、それこそ行けるようになって。
[ボーズ]
境地じゃん、開き直りの。
[星野]
荒療治でしたけど(笑)。
[浜野]
あだ名は、ずーっと、エメラルドだったの?
[星野]
ずーっとですね。
ぼくそれまでは、
「原始人」ていうあだ名だったんですけど。
[一同]
(爆笑)
[ボーズ]
どっちも、あんまりだね。
[星野]
で、ハマケンと同じ中学に入学してからは、エメラルドと呼ばれなくなりました。
[タナカ]
長いこと、よおがんばったねえ。
[浜野]
ぼくらの中学は、エメラルドみたいなやつばっかり集まってたよね。
[一同]
(笑)
[ボーズ]
町のエメラルドたちが?
[星野]
繊細なエメラルドたちが。
[ボーズ]
われこそはエメラルドなり!
‥‥この座談会、ほぼ日に載せられるの?
[ほぼ日]
いやいや、なんとか、考えます。
[ボーズ]
切実なテーマなんだけどなー。
[星野]
でもやっぱりハラマキを語るときには、エメラルドの話は避けられないでしょう。
[ボーズ]
うん、そうだよね。
(つづきます!)
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