[糸井]
ほー、碁ですか。

[上田]
たとえば、ゴルフでシングルのやつと勝負するなって言うでしょ。
勝てやしないから。
シングルのやつらは、どうせ仕事なんかやらずにゴルフばっかりやってるんだから‥‥って。

[糸井]
はぁ‥‥(笑)。

[上田]
いや、あのね、ぼくの好きな碁もそうなの。
段数をある一定ていど以上持ってる人はやっぱりね、まともな仕事なんかしてやしないと思うよ。

[糸井]
そんな乱暴な(笑)。

[上田]
だって、ものすごく時間食うんですよ、あれ。
だから、逆に言うと、
「碁を打つのやめた!」って決心できたとすると、自由にできる時間が、どーんと生まれるの。



[糸井]
ははぁ‥‥。

[上田]
本を読む時間くらい、ぽっとできちゃうと思う。

[糸井]
10年越しの本を(笑)。

[上田]
だから、ゴルフでいえば「シングル」とか、碁なら「6段以上」とか、そういう人はダメです。
きっと、たいして仕事やってないんだから。

[糸井]
ちなみに先生の碁は、どのあたりなんですか?

[上田]
いわゆる5段ぐらいです。

[糸井]
ほとんどダメなレベルじゃないですか(笑)。

[上田]
‥‥微妙ですね。

[糸井]
おもしろいなぁ(笑)。

[上田]
ちなみにね、
「碁を打つと頭よくなる」だなんて言うけど、あれも信用ならないのね。

[糸井]
あ、そうなんですか。

[上田]
碁を打ちながらボケーっとしてる人、ちゃんといるし。

[糸井]
‥‥(笑)。

[上田]
みるみる弱くなってる人いるから。

[糸井]
あの‥‥(笑)、先ほども言いましたが、今日のお話は
「はじめてのドラッカー」という連載にまとめようと思ってたんですけど‥‥。

[上田]
ええ。はじめてのドラッカー。

[糸井]
いまの「碁の話」も「込み」でいこうと思います。

[上田]
え? ああ‥‥っと、大丈夫かな?

[糸井]
大丈夫だと思います。おもしろかったんで(笑)。

[上田]
そうですか?



[糸井]
はい。今日は、ありがとうございました(笑)。

[上田]
いやあ、こちらこそ、ありがとうございました。


(在りし日のドラッカーとドリス夫人の、食卓の風景。)
<おわります>


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