2020-03-20

実家では、毎年お正月、父が杵を手に、母が手返し役で、ぺったんぺったんおもちをついた。

しかしある年、仕事場から父の悲鳴が! 

駆けつけた私の目に映っていたのは、お岩さんと化した母の顔面‥‥。

一同、無言。

謝る事も出来ぬほど、ショックは父のほうが強かった。3週間くらい、青白い表情をしていた。

あれから、十数年。父は他界し、残された母は、老人ホームのフロアで、色白美肌ナンバーワンと褒めそやされる。

傷痕はほぼ、無い。

(なな吉)

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