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| その112 (2004-06-05) |
| 言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。 |
早朝、食パンをオーブントースターに入れ、スイッチを入れ、冷蔵庫からマーガリンを出し、テーブルに置き、椅子に座してしばし待つ‥‥。トースターが「チン♪」と鳴ったので、マーガリンのフタをあけ、バターナイフにたっぷりとすくって、焼きたてのパンにヌリヌリヌリヌリ‥‥。ふと気づけば、マーガリンを塗りたくっていたのは「財布」でした。その事実に気が付いたにも関わらず、かなり寝ぼけていたあたしは、(なぜ財布は食べられないんだろう?)などと思いつつ、更にヌリヌリヌリ‥‥。1分ほどそれを見つめて、ハ!と目が覚めて、一人台所で激笑しながら、ティッシュでフキフキしました‥‥。(まぐまぐ) もういい加減にしてくれというぐらい洗顔フォームとはみがき粉をまつがえてしまうのは私だけ?二日酔いの朝はクチをゆすぐころになって判明したりする。(ネギ坊主) そうめんを「フーフー」してる人の話がでていましたが私はアイスクリームを「フーフー」してよく姉にしかられます。(えつここ) 朝、眠い目をこすりながら、朝食を前にして、まずコーヒーを飲もうとした。ポットをとって、コップに注いだ‥‥つもりだったのに、気がついたときにはお皿のキャベツ(千切り)がコーヒー色に染まってました。コップはすぐそこにあるのに‥‥何故?(むーる貝) 一休みしようと思って、マグカップにインスタントコーヒーとお湯をいれてまぜまぜ。いつもはそのままブラックで飲んじゃうんだけど、たまにはクリーム・パウダーも入れようと思いビンの口を空けてマグカップにスプーンで一杯。でも、手に持っていたのはインスタントコーヒーのビンでした。いいんです、いいんです、僕は濃い目のブラックコーヒーが好きなんです。(みのる) 映画を観にいき、座席の左側のドリンクホルダーにオレンジジュースを置いた私。ストーリーも半ばに差し掛かった頃、喉の渇きをおぼえた私は右側のドリンクをゴクゴク‥‥。あれ?甘くないなぁ‥‥。そうです、見ず知らずの人のウーロン茶を飲んでしまったのです‥‥。幸か不幸かご本人は気づいていない様子だったので、ストローの先を、持っていたタオルで軽く拭いて何食わぬ顔で隣に座り続ける私でした。(tommy) 出発間近の電車に乗ろうと、後ろにいた妹の手を引っ張って、駅の階段をかけのぼり、駆け込み乗車した。「はー。乗れた。よかったー」と振り返ると、私が手をにぎっていたのは、見知らぬおばさんだった。おばさんは、戸惑いながらも「どうもありがとう」と言ってくれました。それにしても恥ずかしかったです。(ぷらちゃん) どんな事でも子供に指導をしたがるうちの父。ある時スキー場の少し上の方の斜面で私と同じウエアーを着ていた女性に「はい、もっと腕を広げて」と指導をしていました。(田村) 息子とコンビニで買い物をしていた時のことです。店内を別々に歩き、ジュースを手にして私に近づいてきた息子が私の持ったカゴに入れるのかと思いきや、私を無視して他人のようにすれ違ったので、怪訝に思いながら振り返ると、正真正銘他人のオバサンのカゴにそれを入れようとしました。その瞬間人まつがいに気づき、さっと振り返った息子のなんとも言えない気まずい表情が目に焼きついています。(ずみっとさん) 中学生になったばかりの娘。学校から5停留所先の「武蔵野営業所」に初めて定期券を買いに行きました。窓口で「新しい定期を買いたいんですけど」と言うと「ここは郵便局だよ」とおじさんに言われたそうです。「武蔵野ほにゃらら」だけを頼りに出かけた結果です。(田村) うちの妹は、酒屋で目薬を買おうとしたことがあります。薬局はとなり‥‥。入った時に気付かなかったのだろうか。(マヨエ) 社会の授業のとき、イギリスという言葉をノートに書こうとしたら、無意識のうちにイとギの順を間違え、さらに何故か「゛」だけをキの位置からおいていってしまったので「キイ゛」という奇妙な字を書いていました。手元を見た瞬間、この字を発見して自分でも首を傾げました。(広瀬) 高校1年の時のことです。世界史の授業中、猛烈な眠気に襲われながらも必死に板書をしつづけていました。その時は古代ローマの政治に関する話で、護民官、平民官という言葉が出てきていました。授業が終わり、あー眠かったなーと思いながらノートを見返してみると、なぜかそこには「血」、「鮮血」の文字が‥‥。しかも赤ペンでアンダーラインまで。一体自分の無意識はどうなってるんだろうと疑わずにはいられませんでした。(JOTA) 先週、電車での帰り道に「明日の朝ごはん買わなきゃ」と忘れないように頭の中で繰り返してたところ、疲れていたせいか千円札を改札に通そうとしてしまいました。「まあ、でも言いまつがいに投稿する程おもしろくないな」などと、ぼーっとしたアタマで乗組員気取りで考えていたら、今度はスーパーの中でずっと定期を手に持ったまま。危うくレジでもそれを渡すところでした。思わぬ複合技になってしまいました。(erion) 何まつがいかよくわからないですが。この前買い物に行った時のこと。レジのお兄さんは、「7140円」という値段をレジに打ちながら「714円です」と私に言いました。心の中で「あら、714円だって、言いまつがってるよ、この人、かなりお疲れなんだね、今日はセールだったもんね、でも自分で714円っていった事に気づいてないよ、え、ほんとに714円でいいの?すましてるねぇ、7140円を714円って言ったんだよ、あんた」などと心の中でつっこみながら一万円札を出した私。そして小銭がたくさんあるのを思い出し端数を出させてもらおうと思って私がちゃりんと出した金額は「14円」。「なんだこの客は?」と、全くわけがわからずにきょとんとするお兄さん。先にまつがったのはお兄さんなのに、何故私が赤面してそそくさと小銭を回収せねばらなかったのだろうか。かすかにあわれむように微笑まれて‥‥。ちょっと腑に落ちないです。私の「やりまつがい」だけがきわだってしまって。(いぇぃす) 私はメガネっ子なのですが、ある日、メガネを忘れてそのまま歩いていると、むこうから、かわいい茶色の座敷犬を抱いたおばさんがむかってきました。「ヨークシャーテリヤ?」と思って、近づいていくとそれは、採ったばかりのタケノコでした。(ほのママ) |
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