21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」18号
 久世塾長かく語りき!


前回は体調不良のボンヤリ原稿で失礼いたしました。
「ほぼ日」読者の方からも、
なかなかに含蓄のあるお見舞いメールを頂き、
大変力付けられました。
本当にありがとうございます。
おかげさまでおおよそ75%くらいは
回復してまいりました。全快までもうちょっとです。
さてさて、先日久世塾長を囲んでの
『久世塾』全体ミーティングがありました。
実は僕、『久世塾』運営事務局員でありながら、
実際に久世さんとお会いするのは初めてだったので、
かなり緊張していました。
「ん〜やっぱりコワイ人なんかな?」とか、
なぜか「いきなり怒られたらどうしよう…」などと
別に何も悪いことをしていないのに、
勝手におそれおののいていたんですが……
果たして久世さんは、と〜ってもラフな格好で
スタッフが集まるミーティングルームに、
ヒョイッという感じで現れました。
僕が名刺を差し出しながらおずおずとご挨拶すると、
「文責さとう だな」と一言。
あっ、一応知ってはるんや。
ちょっと感激して「はい!」と元気よく返事をすると、
「‘文責’は名字じゃないのにな」というお言葉。
「そうなんですよ、テヘヘ……」と
意味もなく照れ笑いしてしまいました。
そして「おまえの文章はなっとらん!」などと
怒鳴られることもなく、穏やかに会議は始まりました。
その席で塾長は、
『久世塾』事務局に対してのご意見やご注文を
一通り出された後、開講に向けて
「久世塾ではこんな講義をしたい」という意向を
熱く(しかし淡々と)語られました。
その内容は、一言でいうと
『今までのシナリオ講座の常識をぶっ壊す!』
ということでした。
そしてキーワードは
“How to writing”ではなく“How to act”。
本当に「脚本」として機能するホンが書ける
脚本家を育てたいとおっしゃっていました。
その後もいろいろと現場でのお話が続けられ、
まるでその場が『久世塾』の教室になったみたいで、
とてもエキサイティングでした。
皆さんもぜひ『久世塾』で、
生・久世塾長を体験してください。
きっと大きなプラスパワーを得られると思います。
しかし塾長、聞きしに勝るヘビースモーカー!
机上のピースが見る見るうちに減っていきました。
くれぐれもお体は大切に
(体調不良の僕が言っても説得力ないか……)。
それでは。
文責 さとう

★久世塾正式サイトへのアクセスは
 http://www.kanox.co.jp/へ。

2000-04-29-SAT

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