KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(2月5日)

・子供の頃映画館に西部劇を見に行くと
 私はスクリーンに悪漢が現れるたびに
 必死の大声でバカバカと叫び
 アッカンベーをしつづけるので
 父は恥ずかしくて、いつも
 最後まで見る事が出来なかったそうです。ち
 なみに今は善人より悪そうな人に魅かれがちな
 ひねくれた大人の女になりました。
 (ア)

・おそらく小学校の頃、
 お土産のういろうを食べている時に
 テレビのサスペンス系ドラマで、
 車椅子の女性が灯油をかぶって自殺を図り、
 火だるまになって
 もがき苦しむ場面を見てしまい
 それ以来、
 ういろうが食べられなくなりました。
 あと、
 「あっかるーいナッショナール
  あっかるーいナッショナール
  みんなーうーちじゅー
  なーんでも っナッショーナールーぅ」
 という歌がTVから聞こえてくると
 静かな恐怖に襲われてました。
 (るる)

・こんにちは。私も小さいころ、
 三輪車を逆さまにしてやってました、
 焼き芋屋さんごっこ・・・!
 誰もがやる当たり前の遊びだと
 思っていました。なので、
 “たった”さんのガキ話を読むまで、
 全く不自然だと思っていませんでした。
 言われてみれば、どうしてあれが
 焼き芋屋さんだったのでしょうね?
 (もんもんち)

・本を開くとページの上側に、
 その本の題名や各章のタイトルが
 載ってることがありますね
 (いわゆるヘッダーの話です)。
 例えばいま手元にキェルケゴールの本が
 あるのでぱらぱらめくってみますと、
 「第一編 死に至る病とは絶望のことである」
 との題が続いてます。
 12歳の時、その部分は毎ページ、
 ワープロでひたすら入力しているのだと
 思っていました。
 しかもその作業は、
 出版社の新入社員が
 しているのだと信じていたのです。
 「新人はこういう単純作業からはじまるのだ。
  大変だけど頑張ってください」
 と、上履きの少年は、
 大人の世界にエールを送っていました。
 (三太郎)

・私が5歳の頃、父と二人で
 父の実家のある高知県に飛行機で出かけました。
 おじいちゃん・おばあちゃん・おじさん・おばさんの
 強烈な方言が全く理解できず、
 愛想笑いと空返事を繰り返す日々。
 そして、帰りの飛行機の中で父に聞きました。
 「お父さん、これから行く所も外国?」
 すっかり、外国気分に浸った高知県への旅でした。
 ちなみに、これから家に帰ることも
 分かっていないバカでした。
 (高知と石川のハーフ)

・小学生の頃、
 悪友と二人で山で焚き火をしていました。
 その内、火が他の草に燃え移って、
 山火事になるくらい
 結構な火柱になりました。
 せっぱ詰まった二人は思いました。
 そうだ、小便で消せと。
 もう一人は足が震えて
 おしっこが出ませんでしたが、
 私のおしっこで見事、ちん火させました。
 あの場面でおしっこが出る俺は、
 子供ながら将来は大物になれるとおもいました。
 (よっくん)

・幼稚園のころ、ハットリ君を意識していたのか、
 薄い毛布を両手足で掴み、ムササビの如く
 押入れの上段から飛ぶこと毎晩。
 結局、風にのることの出来無いまま修行は終了。
 たまに浮いた気がして喜んでたけれど、
 よく考えればそんな訳もなく。親も止めてよ…。
 (ひこばん)

(ミニコメント)


「親も止めてよ…」この感想を抱くような
妙な修業が、あまりにもたくさんくりかえされるので、
親も、止めるに止められなかったのかもしれませんねぇ。

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2004-02-05-THU

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