KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(2月2日)

・字が読めたのだから、
 もう、小学生だったのだと思うのですが、
 母に連れられて祖母のお見舞いに行った時のこと、
 弟と二人でトイレに入って見たものは、
 「気分が悪くなった方はこのボタンを押して下さい」
 という例のアレでした。
 なるほど、このボタンを押せば、
 気分が良くなることが起こるのだなぁ、
 と思った私たちは、
 ちょっと考えてからボタンを押し、
 わくわくしながらその事が起きるのを
 待っていました。
 花の匂いがしてくるのかも、
 と和式便器に顔をつっこんだりしながら…。
 しかし何も起こるわけもなく、
 その内にあわててとんできた二人の看護婦さんに、
 優しくしかし厳しく叱られたのでした。
 悪いことをするつもりは無かったのですが…。
 哀しかった。   
 (し)

・「ノストラダムス」で思い出しました。
 私が小学一年生のとき、
 同じクラスの伊藤君と愛し合っていました。
 ある日、忘れもしないキンキンが司会で、
 「ノストラダムスの大予言に迫る!」
 みたいな特番がありました。
 偶然、同じ番組を見てしまった
 私と伊藤君は、次の日学校で
 「ぼくら、27歳になったとき
  死んでしまうんだ・・・」
 と悲壮な気持ちで語り合いました。
 言葉にはしなかったけど、
 この愛は長くは続かないのだ、
 とお互いに思いました。
 伊藤君は家が文房具屋さんだったので、
 わたしをなぐさめるために、
 店先からこっそり持ち出した
 においつきの消しゴムをくれさえしたのでした。
 (nanana)

・私も以前、夫と
 「日本昔話は時々コワイのがある」と
 話したことがあります。
 夫が「たとえばどういうの?」と聞くので
 「あの〜(考え中)…絵が、
  わりばしペンで描いたみたいな絵の時の話は
  大体コワイ!!あの絵の日は、構えて見てた!!」
 というと
 夫も「あ〜!!(納得)」
 私は「わりばしペン」が一発で通じたのが、
 とても嬉しかったです。
 (もちこ)

・私は4月生まれで
 他のみんなよりも
 ちょっと生まれが早いというだけで
 小学生の時、男子に
 「おばちゃん」と呼ばれていました。
 それがひどくなり、ついには
 「バッチャマン」になりました。
 私も結構普通に反応してましたが。
 私の幼なじみの男の子は
 頭が大きくて岩石(ガンセキ)のようだ、
 という理由から
 「がんちゃん」と呼ばれてました。
 (クロ)

・高校の時の社会科の先生のあだ名が
 「OPEC オペック」でした。
 独特なしゃがれ声をフルにだし、
 「オーーーーッペーーーック!!!!!!!」
 誰もがこの時、あだ名の由来を知るのでした。
 (匿名希望)

・おとなしくて内向的なコドモだったわたしには
 あだ名がありませんでした。
 苗字の呼び捨てが一般的というクラスの中で
 男子も女子もわたしの下の名前に
 「さん」をつけて呼んでくれるのが
 なぜかすっかり定着していました。
 ところがある日苗字を呼び捨てにされていた
 クラスのリーダー格の女の子が激怒。
 「なんであの子だけさんづけなのよっ!」
 「わたしも下の名前にさんづけで呼びなさいよっ!」
 静かな動揺と笑いがが広がりましたが
 翌日からもわたしは「さん」づけで
 彼女は呼び捨てのままでした。
 だからと言って別にわたしが意地悪される事も、
 彼女がからかわれる事もありませんでした。
 のどかだったなぁ、と思います。
 (ももたん)

(ミニコメント)


「あだながない人」という存在感も、
そう言えばあったよなぁ、と思い出しました。
「このボタンを押せば気分がよくなる」
という推測も、それから、
「ノストラダムス」について
1年生カップルが真剣に話しあう姿も、
ほほえましいなぁ。

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2004-02-02-MON

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