KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(12月23日)

・小さいころ、たぶん
 小学生高学年くらいまででしょうか。
 車の中でひとりで親を待ってたりすると、
 聞こえてくる、ちっちっちっちっちっちっという
 時計の音を、いつもこれがもし
 時限爆弾だったらどうする、という
 強烈な不安を持っていました。
 どこにでもいる子どもを殺すのに
 わざわざ時限爆弾までしかける訳はないと
 あるとき悟り、この不安から開放されました。
 そう、世の中の仕組みを知らないから
 怖いことっていっぱいあったな。
 (匿名希望)
 

・前に、胃腸薬が好きで大量に摂取して叱られた、
 みたいな話が出てましたが、私の場合も、
 「強力わかもと」という薬が大好きでした。
 噛むと、麦こがしみたいな味がしておいしかったんです。
 ふつうは一回に4錠飲むものなんですけど、
 親の目を盗んで口いっぱい頬張ったときがありました。
 小学校低学年だったかなあ。
 すぐに親に察知され、飲み込む前に吐かされました。
 大きくなったら自分の金で「わかもと」を買って、
 思うさま頬張りたいと思ったものです。
 (てつや)

・私の通っていた小学校は
 自宅から徒歩で30分くらいのところにありました。
 学校からの帰り道に
 よく時間の流れについて考えていました。
 時々立ち止まり、進んでいるはずの自分を
 想像してみて何もなければまた進み、
 また立ち止まり創造しまた進んで……てな感じで
 よく帰っていました。
 特に何があったわけでもないのですが、
 子供なりに何かは考えていたのでしょう。
 そのせいか、
 帰りはいつも時間がかかってしまっていました。
 時間の流れに類似して意識無意識についてとか、
 つまりつながりというものに関しても、
 よくボーっと考えている子供でした。
 自分という意識はいつ生まれたとか、
 寝る瞬間と覚醒の瞬間の意識って
 どうなっているんだろうとか、
 自分の見ているものと他人の見ているものは
 同じに見えているのだろうかとか。
 そうかといって今もあまり考えていることは
 変わらないんですけどね。
 (金木犀/女26)

・小学生の頃のおいらは、アニメ番組には目もくれず、
 「Gメン75」や「太陽にほえろ」といった
 刑事ドラマが大好きなガキでした。
 登下校の時は、
 同じく刑事ドラマ好きな友人と横一列に並び、
 「フ〜ン〜♪」とハミングなんぞを
 しながら歩いていたものです。
 そのくせ、かなりの小心者のおいらは、
 ドラマの中で、犯人が窓を薄くあけ、
 そこから銃口を突出し、誰かを狙っている
 シーンなどを見てしまうと、もう大変。
 自分もあんな風に、誰かに何処かから
 銃口を向けられているに違い無いと思い込み、
 なるべく家族がいる部屋から出ずにいました。
 そして、どうしても一人になってしまう便所では、
 まず、こちらも窓を薄く開け、辺りを確認後、
 用をたしていました。
 その間、(妄想上の)相手が狙いを定めにくい様に、
 常に上半身を右へ左へ上へ下へ動かしていました。
 今、思い出すと「病気が直って良かったなぁ」と
 思うばかりです。
 (匿名希望)

・私のサンタ話で、一番忘れられない思い出は
 幼稚園のクリスマス会でのこと。
 みんなで楽しくおやつを食べていると、
 校庭のジャングルジムからサンタさんが颯爽と登場!
 しかーし、どう頑張って見ても園長先生そのまんま。
 園児達にはバレバレで、
 中にはショックで泣き出す子供まで。
 そうしたら、園長先生は大慌てで
 「今日はサンタさんは忙しくて、熊本の方に行ってます。
  私はサンタさんに頼まれてきました」
 と言い訳してました。
 東京しか知らない私達でしたが、
 子供心にも突っ込んではいけない気がして
 無理矢理納得したのを覚えてます。
 しかしナゼに熊本・・・・・。
 いまだに、当時の友達と会うと
 必ずこの話題が出るほど、忘れられない思い出です。
 園長先生お元気かなー。
 (ふ)

(ミニコメント)


刑事ものが好きなガキんちょって、
鉄道好きなガキぐらい、いっぱいいますよねぇ。
時限爆弾とか狙撃とか、いつでも、
自分がねらわれていると思っちゃう気持ち、わかるわぁ。

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2003-12-23-TUE

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