KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(12月10日)

・長男が、真剣なまなざしで訊いた。
 「なあおとうちゃん、人間寝ないとまずいんちゃんか?」
 小生も真剣に
 「そうやな。まずいんちゃうか?」と答える。
 「やっぱりな、でもボク、寝たことないんやけど」
 小生思わず「それ、どういう事や?」と訊き返した。
 「だってボク、寝たときのこと全然覚えてないねん」
 寝たことは、覚えてなくても朝、起きたことは分るやろ。
 と思いつつ小生だまってしまった。
 小生も彼くらいのころ、
 「おれ、呼吸をするのを忘れてる。たいへんや」
 と青ざめていたことを思い出したからである。
 (nara)

・コドモがサンタさんに
 手紙を書いて枕元において寝ました。
 翌朝、そのまま自分の書いた手紙を見つけ、
 「サンタさんお手紙見てくれなかった」と言いました。
 サンタさん見たけどさ、
 「サンクロースさんへ」って書いた手紙は
 受け取れないんだよね。
 さんくろーって日本人みたいで親近感はわくけどさ。
 (Ryoイチロー)

・サンタがいないって気が付いた時の衝撃、わかりますよ。
 私も結構大きくなるまで信じていたので。
 私は小学校4年生まで信じてました。
 で、なぜいないと気が付いたかと言うと……。
 あれは忘れもしない、
 クリスマス前の休日の午後のことです。
 新聞の広告欄に載っていたサンタクロースを見ながら
 私は「今年はサンタさん、何くれるんだろう」と
 独り言を言っておりました。すると、
 6つ年の離れた兄が間髪いれずに
 「お前まだ信じてるのか?」と。
 訴えるような目で
 「サンタさん、ホントにいるよね?」と尋ねる私に母は
 何とも言えない微妙な笑みを浮かべて、ただただ笑うばかり。
 その笑顔で、サンタさんはいないことを悟ったのでした。
 その時の衝撃と言ったら、もう!
 今でも忘れませんよ、その時の空気とサンタさんの広告。
 いないとわかった今も、朝起きたら
 プレゼントがあればいいのに、と毎年思います。
 (ダンナ様はサンタクロース)

・この時期、静電気がすごいですが、
 静電気を浴びる(?)と思い出す話です。
 我が家はお正月明けに
 祖母が信心してる宗派の本山に
 家族4人で行くのが慣わしでした。
 早朝から電車に乗って行き、
 帰りに大阪駅で途中下車して
 お昼ごはんを食べて、デパートを見たりして帰るのが
 当時小学生だった私と弟はとても楽しみなのでした。
 ある年、昼ごはんを食べた後、
 ちょっと高級なお店の前で
 母がトイレに行ってたかなんかで
 ちょっと立ち止まっていたのです。
 すると弟が、うひゃぁ!とうれしそうに声を上げるのです。
 なあに?と弟に聞くと
 「ここ触ってみ!」
 とウインドウにつなぎ目の金色の部分を指差しました
 触ってみると、ビリリ!と静電気。
 弟と二人うひゃひゃひゃと笑ってると
 母が「どうしたの?」と戻ってきたので
 また弟がここ触ってみと言って母に触らせたのです。
 触ったとたんびっくりした母は、
 手を思いっきり振り上げたのです。
 運悪くその手が弟の眉間にヒット!
 そしてその瞬間弟の鼻からは鼻血が・・・・
 一瞬の出来事でしたが、
 私にはスローモーションで見えました。
 大爆笑をして弟と母にえらく怒られた思い出があります。
 25年近くたちましたが、いまだに鮮明に覚えてる
 静電気の思い出でした。
 (a)

・私は小学生にしては横にも縦も大きな少女でした。
 力も強く言葉使いも荒い、男勝りな少女に
 クラスの男子がつけたアダ名は「ゴリ」でした。
 「おいゴリ!」
 なんて呼ぼうものならダッシュしてパンチ!
 そんな毎日でした。ですが、好きな男の子には
 「ゴリさんだったら呼んでも許す」なんて言ってました。
 もちろん他の男子には鉄拳ですが。
 好きな子になら「ゴリさん」でも呼ばれたいなんて
 なんだか切ない当時の私・・・。
 ちなみに、姉・私・弟の3人兄弟なのですが
 全員、小学生の時のアダ名は「ゴリ」でした。
 (ケムコ・19才)

・サンタクロースを信じていた頃、
 サンタさんが枕元に置いてった手紙(作成者・父)を
 両親の前で朗読させられていました。
 クリスマスの朝、両親の寝室へ赴き、
 ベッドのヘッドボードにもたれている2人の前で
 大きな声でサンタさんからの手紙を読むのです。
 読み終わると父に、
 もう一回読んでみろ!とか言われ、
 え〜!とかって恥ずかしがってモジモジする私。
 可愛い子やったなぁ〜。
 楽しかったやろな、お父さん…。
 (だまされやす子)

(ミニコメント)


サンタさんの話もかわいいけど、
きょうだい全員「ゴリ」って家庭、いいよなぁ!
人間寝ないとまずいんちゃう、もステキでした。

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2003-12-10-WED

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