KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(12月7日)

・子供の頃、なぜか二宮金次郎を意識して(?)
 学校の帰りには本を読みつつ帰ってました。
 徒歩1分なんですけど……。
 きちんと帰ってから
 家でゆっくり読んだほうが落ち着くだろうにねえ。
 (まゆぞう)

・昨年のクリスマスイブに、
 小学2年生のいとこが泊まりに来ました。
 今日に限っていつもと眠る場所が違うことを
 とても心配した彼は、
 サンタクロースに手紙を書き枕もとに置いていました。
 こっそり中を見てみると、
 「とつぜんのへんこうで、もうしわけありません。
  きょうは、こくぶんじのほうにいます」
 と書いてありました。可愛いよーーー。
 (なほ)

・正月に凧揚げをして、
 糸を壮大にもつれさせてしまった私。
 まだ健在だった祖母に
 「おばあちゃん、ほどいて」
 と無邪気に頼む私。目も弱っていたろうに、
 今思えばむごいことを頼んだものです。
 でも一生懸命やってくれました。
 結果出来上がったのは結び目だらけの凧糸。
 おおらかだった祖母は
 手におえない個所を片っ端から
 切って繋いで済ましたらしいのです。
 喜び勇んで私が揚げた凧は
 一瞬で結び目がほどけ、
 空の彼方へ消えてゆきました。
 (ゲイラカイト)

・階段から落ちる話がありましたが、
 ワタシも落ちました。
 2階のこども部屋の電気を消して
 1階のリビングで食事をとるのですが、
 真っ暗な2階から降りる時、
 背後から幽霊がフワッと現れそうで
 慌てるのですが案の定2,3度は落ちてます。
 中学生だった姉は落ちたのではなく、
 上がる時に弁慶の泣き所を思いっきりぶつけ、
 あまりの痛さに笑っていました。
 人間って痛さを通り越すと笑うんだ、と
 小学生だったワタシはしみじみ思いました。
 もうすぐ50歳に手の届く姉の足には
 その時の疵がくっきりと残っています。
 (やーと)

・どーしても解けなかった問題を
 夢の中で解いていた…というのがありましたが、
 私もそういう事がありました。
 というか、そうしてました。
 数学や漢字のテストの時は、
 できる問題を一通りやっつけてしまって、
 それから解らない問題をうんうん唸って考えて、
 それでも駄目なら机に突っ伏して寝てしまっていました。
 そうするとあら不思議、数学の回答やそこに至る過程、
 解らなかった漢字が
 キラリーン!と出てくるのです。
 すぐさま身を起こして回答を記入、
 他の問題にもチャレンジしてみて、
 解らなければまた机に突っ伏して…を
 繰り返していました。
 あの能力は一体なんだったのでしょう。
 寝てしまう事で余計な力が抜けて、
 解決の糸口を掴みやすくなっていたのでしょうか。
 しかし本当に熟睡してしまって、
 テスト終了のチャイムまで起きなかったり、
 ギリギリ起きられても答案を
 見直す時間がなくなってしまったりする危険もある
 なかなかデンジャーな能力でした。
 (柚)

・私の友達は、欲が強くって
 例えば給食の残り物じゃんけんの時、
 目の色が変わっていました。
 じゃんけんの声にも気合が入っていて、
 たいがい欲しいおかずをゲットしていました。
 普段はのほほんとしているかわいい子だったけど、
 あのじゃんけんの集中力は恐かったなぁ。
 一方私のは、「集中力」というより
 「超能力」に近いかもしれないけど、
 子どもの頃、「じゃんけん」をする前に
 勝ち負けがわかりました。
 言葉にあらわせないようなその場の雰囲気で
 「今日は、勝てる!」
 という日は、何人としても圧勝だったり、
 出す前から
 「今日は負けそう」
 と感じるとやっぱりすぐに負けていた。
 残念ながら大人になるにつれて
 「デ・ジャブ」の能力と共に
 「じゃんけん予想能力」もなくなってしまいましたが。
 (まほりょう)

(ミニコメント)


二宮金次郎を意識する小学生、
いまも、なんだかいそうな気配がありますねぇ。
「自分のまわりにも何人もいたなぁ、歩きながら読むやつ」
なんて思い出しました。
クリスマスの「こくぶんじに」って話も、すごいかわいい!

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2003-12-07-SUN

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