KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(11月20日)

・5歳と3歳の甥。
 今年の夏、庭先で「ちんちん」を出し合って
 何かやってる様子。
 物陰から、そっと観察していると、
 お互いの「ちんちん」を接触させる…という
 奇行を開始。
 あまりの気色悪さに『オマエら何やってんだ!?』と
 物陰から踊り出て問いただすと、5歳(兄)が
 『じゅうでん(充電)』と事も無げに答えた。
 『何で「充電」なんだ?』と聞くと、
 『○○(弟)のちんちんが元気無かったから』と。
 どうやら彼らの「ちんちん」は、
 充電すると元気になるようです。
 (ヤマグチ)

・近所の息子の友達、当時4歳が
 私に亭主の職業を聞いてきた。
 「カメラマンだよ」と答えると
 急に目を見開き輝いた。
 なんかおかしい?
 すかさず、彼の母が彼の好きなウルトラマンの
 仲間と勘違いしているらしいと。
 えー光栄かも……。
 でもウルトラマンって仕事で地球を救ってるのか?
 彼はもう20歳、あの目の輝きは忘れていないだろうか。
 (M)

・子どもの頃、毎年正月に、
 田舎のおばあちゃんちにいって、元旦の朝、
 トイレがあるのに、日が昇ってくる庭で、
 おしっこをしながら、日の出を見ていました。
 汚い話ですが、毎年毎年、何をがんばってか、
 寒い中外で、お尻をまるだしにして、
 おしっこをして、お日さまをみていました。
 そして、その最中にお願いごともしたりして。
 なんでだったんだろう。あの風景にあの行為。
 恥ずかしいけれど、未だにやってみたいなんて、
 心の中で企てたりする、
 今日33になった女なのでした。
 すみません。ちょっときれいじゃなくて……。
 (やまちえ)

・事件という話題で
 思い出したことがあるので、お便りしました。
 小学生の頃ですが、
 夏休みの宿題で読書感想文があったんです。
 私が国語が好きだったんですが
 その宿題には8月末まで全く手をつけていませんでした。
 ほかの宿題も終わってない中で
 面倒な作文を書くのがいやだった私は、
 上手な作文を簡単に書く方法がないかと考えた挙句、
 なんと図書館で見つけた
 「読書感想文入選作品集」なる本から、
 良さそうな作品を書き写して提出したのです。
 そう、今考えると盗作です。
 それでも担任の先生が読むだけだし、
 かまわないだろうと高をくくっていたのですが、
 なんとその作文が学校代表に選ばれてしまい、
 大きなホールで近隣の小学校の代表とともに
 市民の前で朗読する羽目になったのです。
 街の図書館にあった本から盗作したのですから、
 その作品を読んだ人もいるかもしれないし、
 なにより書いた人がどこかにいるわけだし……。
 結局誰にも盗作だということは
 ばれなかった(と思う)のですが、
 その朗読が終わるまでずーっとドキドキして
 落ち着かなかったのを思い出します。
 今にも怒られるんじゃないかと、
 練習の時も本番の時もほんとうに恐かったし、
 代表に選ばれたことを喜ぶ
 担任や両親の言葉を聞くたびに
 後ろめたい気持ちになり、
 自分で書いたほうがどんなに楽かということが
 よく分かった事件でした。ズルはダメですね。
 (kazumi)

・小学6年頃、バイオニックジェミーが
 大好きだった私は階段はいつも
 ジェミーになりきってジャンプ。
 ある時、これから調理実習で家から持参した
 家で一番高そうなコーヒーカップを片手に
 ジェミージャンプをして粉々にしたときは
 さすがに馬鹿なことしちゃったなぁと反省した。
 (ジェミー)

・友人が中古ファミコンを購入したので、
 遊ばせてもらいました。
 十何年ぶりにやったくせに、
 裏技とか隠しアイテムとか結構覚えてて、
 「なぜ勉学にそのメモリを使わなかったのか、私!」
 と自分に突っ込みつつ、
 どんどんクリアしてしまう矛盾を楽しみました。
 しかしながら、ゲームから常識を学んだことも
 結構あるなぁと今更感じることも…
 ゴルフのスライス・フック、競馬のG1、
 各国首都名というようなことが主ですが、
 アパートで呼び鈴鳴らしても出て来なかったら
 外の電気計器を見る(動いてたら居留守)とかいう
 くだらないことまで(笑)
 子供のとき思わず拾っちゃったカケラって、
 いつの間にか身になっちゃってるものですね。
 (はな)

・地元の有名小学校の「お受験」をした私。
 今も昔も必死なのは母親達で、
 試験の情報収集に余念がない。
 もちろんデマもまことしやかに飛び交う。
 その中のひとつに、
 「体を洗うとき、手より足を先に洗うと言うと減点」
 というものがあったらしい。
 試験当日、面接の始まる直前に母が言った。
 「足じゃなく、手を先に洗いますっていうのよ!」
 当時5歳のガキンチョだった私の返事は超冷静。
 「そんな馬鹿なこと聞かれるわけないやん!」
 状況によってはガキのほうが賢いことだってあるのです。
 大人はいろんなことに振舞わされるもんね。
 でも私の子がそんなこと言ったらムカッとするだろうな。
 お母さんごめんね。
 (り)

(ミニコメント)


庭先で「ちんちん」を出し合って…が、最高でした!
カメラマンが、ウルトラマンのともだちかもという発想も、
なんか、いいなぁと思いました。
これだけたくさんのガキばなしを読んでいると、
あなたも、だいたい、ガキの心がわかってきていませんか?
何か意味不明の発言に出会っても、寛容になれるというか。

あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!

あなたや、あなたのまわりのガキばなしを、
件名に「ガキ」と書いて、
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2003-11-20-THU

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