KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(11月8日)

・子供って、血とか包帯大好きですよね。
 授業中なら特に、一躍ヒーローになれるし。
 包帯や骨折(というよりも
 三角巾で腕をつるとか松葉杖とか)に
 異常な憧れを抱いていた小学校低学年の頃。
 もちろん、my包帯は必須アイテムでした。
 そんなある日、クイズ大会の商品として
 班でゴム鉄砲を作ることになりました。
 割り箸を組み立てて、
 ゴムを引っ掛けて飛ばすアレです。
 放課後に我が家で作業をしていました。
 ゴムを引っ掛けるためのところは
 割り箸の先をV字に削るのですが
 おぼつかない手つきで「肥後の守」を使っていたら…
 やっちゃいました、
 左手人差し指の間接部分に思いっきりざくっと…
 (ひぃ〜)
 血が結構出てきて周囲もびっくり。
 もちろん、班の集まりは即中断。
 当時はカギっ子でしたので、
 近所のおばあちゃんの家まで
 傷口にありったけのティッシュを乗っけて
 ヒーロー気取りで歩いていきました。
 「平気?」「うん、平気!(かなりうれしい)」
 みたいな感じで。
 そして、包帯をぐるぐる巻いてくれることを
 期待しながら。しかし、結局
 バンソウコウを一枚くるっと巻かれて終わりでした。
 ヒーローの時間はあまりにも短かった…
 いまだに手に残る傷を見るたび、
 ちょっとニヤリとします。
 (るんこ)

・小学校の時のことです。
 ある日の朝教室に行くと、異臭。
 そして何匹ものハエ。もちろん教室中大騒ぎ。
 天井近くを飛び回るハエ達を
 ほうきやモップでたたこうとする者、
 先生を呼びに行く者、殺虫剤を探しに行く者。
 ようやく異臭の元を突き止めると、
 それは腐った牛乳。
 給食で残った牛乳を袋に入れ、
 自分の机の脇に長い間かけっぱなしに
 していた人がいたのです。
 なぜ牛乳なんてとっておいたのかは謎のままです。
 そういえばその後、同じようにして、
 学校の畑に植えた残りの
 ジャガイモを腐らせたやつもいたっけ。
 (モゲラ)

・一つ上の姉が小学校に上がる前に、
 私たち姉妹は、母から
 「もう赤ちゃんではないのだから、
  いつまでもママなんて呼んでいないで、
  今日からはお母さんと呼びなさい」
 と、言い渡されました。
 恥ずかしくて恥ずかしくて
 どうしても呼べません。
 夕方、母が雨戸を閉めている時に、
 母の後ろに回って小さな声で
 「オカーサン」と呼んでみました。
 母は返事をしませんでした。
 私はずっと、母も恥ずかしくて
 返事ができなかったのだと思っていましたが、
 今考えると、きっと私の声が
 小さくて聞えなかったのですよね。
 (まるひ)

・中学生の頃、学級委員だったので、
 ベルマーク集め運動の係でもありました。
 好きだった男の子K君が、
 普段はそんなもの集めてこないタイプなのに、
 10枚くらいを「持ってきたよ!」と得意げに、
 私のいる机に持ってきたのです。
 しかし……。ちょうどその瞬間、
 私の手からは、自分で持ってきた
 100枚以上のベルマークが、
 ドサーッと机上に広がるところでした。
 なんてタイミング悪いんだろう、自分!
 (カヨ)

・カワァイで思い出しました。
 高校時代、同級生の河合君は、
 英語の先生(日本人)にいつも
 「カワァイ」と呼ばれていて、
 それ以来、あだ名が「カワァイ」となってしまいました。
 そういう私(伊藤)も、大学時代の英語のクラスで、
 先生(米国人)から「イートサン」と呼ばれてからは
 みんなから「イートサン」と
 呼ばれるようになってしまいました。
 (lucky boy)


・小学校2年生の頃のことです。
 クラスの男子数名が、
 登校途中に巨大な芋虫を拾ってきました。
 別の男子が、それを見て
 「これは珍しい蝶の幼虫だ」
 と自信たっぷりに言いました。
 クラスで飼育係まで作って育てていたある日のこと。
 教室に行くと虫カゴの中には
 子供の両掌ほどもあろうかというほど巨大な蛾が、
 はりついていたのでした。
 蛾のほうも、カン違いで妙な期待をかけられて
 心苦しかっただろうな…。
 勿論クラスの女子の強い意見によって、
 すぐ逃がしましたが。
 (ちゅろ)

・小学校の運動会の時にフォークダンスしますよね。
 4年生の時に同じクラスのMくんが大好きだった私。
 「オクラホマミキサー」で
 Mくんがパートナーになる順番を
 ほんとうにドキドキしながら待って踊っていました。
 いよいよ順番が回ってきた時、嬉しさのあまり
 にやにやしてしまうのを、咳をするふりをして
 必死にごまかしていました。
 Mくんは「大丈夫?」って聞いてくれたけど、
 きっとヘンに思っただろうなぁ。
 ダンスとは言え、手をつなぐなんていうことは
 当時の私にとっては一大事。
 好きな人の手に触れるっていうことが
 こんなにも気持ちを高ぶらせるものだったんだって、
 今思うととても新鮮です。
 (あむ)

(ミニコメント)


血が止まらないほど出てきたり、
腐った牛乳にハエがたかる事件だったり、
よく考えると、イヤイヤながらも、
子どもたちは、事件大好きですよねぇ。
「その一日は、ある事件ばかりを話すような日」
って、ずいぶんたくさんあったような気がします。

あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!


あなたや、あなたのまわりのガキばなしを、
件名に「ガキ」と書いて、
postman@1101.comに送ってくださいね!

2003-11-08-SAT
BACK
戻る