KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(11月4日)

・弟が小学校1年生のとき、
 おなかが痛いとのた打ち回るので、
 病院に連れて行き、レントゲンをとってもらいました。
 するとそこには大きな影が。
 「悪性の腫瘍の可能性がある」と診断され、
 母はショックで1日中泣いていました。
 1週間後の再検査の日、検査のために浣腸したところ、
 「もれる、もれるーー!」とパニックになる弟。
 なんと彼は、「1ヶ月間ウンチをがまんする」ことに
 挑戦しており、その努力の結晶が腫瘍に見えたのです。
 彼は怒られることを恐れ、
 親にも医者にも隠していたのです。
 再検査の結果、腫瘍はきれいになくなっていました。
 トイレに行った彼は、すっきりして家に帰りました。
 1ヶ月間もがまんするコツは、
 「ウンチが出そうなときは、正座をして、
  足のかかとでおしりの穴をグリッ!とおさえる」
 ことだそうです。
 (あかぼん)

・私は保育園のころ、
 なぜか演歌のことを怖い歌だと思っていました。
 別に怖いと感じるわけではないのに、聞くたびに
 「あ、こわい歌だ!」と思っていました。
 今思えばわけがわからないです。
 暗めのステージに立つ
 きんきら衣装の演歌歌手をみてそう思ったのかなあ?
 (ポンヨコ)

・幼稚園年長さんの頃、
 食卓の下にもぐるのが大好きでした。
 お父さんに「そこを○○(私)の部屋にするか〜」と
 言われ、「私の部屋かぁ」って
 すごーく嬉しかったのを覚えています。
 小さな小さな食卓なのに、
 その下で公文の宿題をしたりしてました。
 電球をつけてもらいたかったけれど、
 結局つけてもらえなくて(当たり前だけど!!)
 悲しかったな〜。
 (さむがりーん)

・小学生の頃、ジープを見ると不吉だ。という
 今にして思えば「?」な、
 子供の間での言い伝えがありました。
 むこうの方からジープが走ってくるのを
 みつけるやいなや、一緒にいる子の肩を
 バシバシ3回たたきました。
 そうすることで何かを回避できる、というルール。
 先に3回たたき終えた友人はうれしそうでした。
 一種のゲームのような。
 ジープって滅多に走ってなかったし……。
 今、ジープを見ても「おっ」と、思ってしまいます。
 もう、たたきませんけど。
 (はみ)

・私がガキんちょの頃、
 「飛行機を100機見たら、いいことがある」
 という迷信がありました。毎日毎日数えたものです。
 「ヘリコプターを見たら、0に戻る」
 と言う掟もありました。
 ヘリの音が聞こえてくると、
 (見ちゃいけない見ちゃいけない)
 と自分に言い聞かせました。
 けど、飛行機は、音がしないのに、ヘリは音がします。
 そのせいで何度やられたことでしょう。
 でも、信じて数え続けていました。
 100機になることはありませんでしたが…。
 (n_ken)

・私の通っていた保育園は、
 結構な量の水が結構なスピードで流れている
 ドブに沿って建っていました。
 同時石ころや空き缶を蹴りながら
 あるくのが大好きだった私は、
 ある日の保育園の帰り道、
 そのドブの近くに理想的なサイズの石が
 転がっているのを見つけ、喜んで蹴っ飛ばしました。
 コン…ポチャン…。
 蹴る方向を誤って、石ころはそのドブの中へ…。
 「あ〜あ、もっと蹴って歩きたかったな」
 とがっかりしながらも、
 気持ちよい「ポチャン」の音が
 ちょっと嬉しかった…と、思ったのもつかの間、
 一緒に歩いていた母に「何て事をするの!」と
 ひどく怒られてしまいました。
 あの石ころは、
 殻に篭ったカタツムリさんだったようです。
 石だと…ただの石だと思ったの…と伝えようにも、
 突然怒られたショックで泣き出してしまい、
 20年近く経った今でもその事を言えず、
 時々思い出しては
 「ごめんよ、カタツムリさん」と思うのでした。
 (猫)

・私の息子のことなのですが,
 最近「かまきり」を良く捕まえてくる彼。
 狭い虫かごでは,あっという間に
 ぎゅうぎゅう詰めになってしまうので
 大きな水槽(水漏れあり)を飼育箱として
 転用してあげました。
 昨日早速,たくさんの「かまきり」を
 学校帰りに仕入れてきました。
 息子『水槽見た?いっぱい捕まえてきたよ』
 私『そうか,よかったね。で,餌はどうするの?』
 息子『うん,小さい奴も入っているから大丈夫!』
 私『?????』
 虫好きは親譲りな彼ですが,やさしいのか?残酷なのか?
 頭の中をちょっと覗いてみたい瞬間でした。
 (虫キチ三平)

・小学校2年生くらいの頃だから
 もう10年になると思います。
 僕の家ではネコと金魚を飼っていて、僕はヤツらのエサ、
 つまり金魚のは顆粒状の、ネコのはカリカリの
 テトラポットみたいなやつが妙に気になって、
 味見してみたんです。僕の味覚が独特だったのか、
 偶然だったのかはわかりませんが、
 両方とも同じ味だったんです。
 で、同じ味なら食うだろうと思ったんですね、
 僕はカリカリの方をひとつかみ、
 金魚鉢の中へ放りこんだんです。
 そのまま、砕かずだったので金魚たちは食べてくれず、
 もういいや、と放っておいたら、
 買い物から帰った母が呼ぶんです。
 あっ、怒られるな、と思いながら
 母の呼ぶ、金魚鉢の方へ。
 見ると、カリカリから出た油が水面に膜を張っていて、
 金魚たちは全滅していました。可哀想な事しました。
 (S)

・小学校高学年の頃。
 学校帰りに1回10円のゲーム機で
 遊ぶのが日課だった。
 100円も使えば、すっかり気分は
 「ランドセルを背負ったワル」。
 最大小銭10枚で、よくもそこまで
 ゾクゾク感を味わえたものだと、
 我ながらとても不思議。 
 (イナオ)

(ミニコメント)


「1ヶ月間ウンチをがまんする」
「演歌=こわい歌」などの発想がかわいらしいです。
生き物を飼うときならではの残酷な話も、
ガキんちょの日常には、欠かせないわけでして……。

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2003-11-03-MON
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